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〜第53話　捕らわれの仲間〜

竜達は竜の姉「沓名　月深」を救いだす為に大いなる戦いへと挑む。

そして、助け出しに行く道を塞ぐのは「EG7」と呼ばれる最強チーム。

が、力は恐ろしく最強で敵う相手でもなかった。


黒牙「ちくしょー!このシュラとかいう野郎、強すぎる!!」

恋歌「なによ、このお姫様!本当に姫の力なの!?」

綺羅「執事さんって言うほどだから弱いと思ってたけど、意外と強いわね!!!」


竜の仲間たちが戦ってくれていたのだが、速攻で敗北。

仲間たちも捕まり、竜は悔やんだ。


竜「なんで・・・なんで、俺の前から仲間を連れてくんだよ・・・・」

ルッチ「これもボスの命令だ!」

シュラ「『役目を果たす』、それが我らの使命。」


シュラは三人の手にロープを付け、足をガムテープで留めると、牢獄へ押しつける。


シュラ「お前らはここで「死」を見ろ!」

黒牙「大丈夫なのかよ、竜!?」

恋歌「暴れ出ても勝てる相手じゃないわよ・・・・あいつら。」

綺羅「竜様ならきっとやるわよ。」


竜の事を心配するが、現在の竜は意識が朦朧としている。


竜「なんでだ・・・俺は何一つ守れねぇのかよ・・・・」

ルッチ「オメェも消えてくれりゃ、ボスからの命令は終わるんだよ!!ダイケンキ、つのドリル!!!」

シュラ「あっちゃぁ、いくらなんでもやりすぎだろ!」


竜の体内につのドリルが刺されたと思い込む皆である。

が、つのドリルの先に竜はいない。

ある男が影だけを見せ、竜をアジト外へ逃がす。

男は家へ戻り、すぐにルッチが殴りこんだ腹の傷を治す。


？？？「こりゃ、ひでぇ傷じゃネェか!」

竜「・・・オメェ、いきなり何してんだよ!!!」

？？？「紹介が遅れた。俺は「嵐堂　雷羅」。」

竜「お前・・・仲間見捨てて、俺が黙ってると思うなァァ!!!!!」

雷羅「分かってるよ、うっせぇーな!耳元で!!!」

竜「じゃ・・・じゃあ、なんでだよ!!」

雷羅「あのままお前が刺されてたらどうなってた!?死んでたろ。俺は三人の許可を得た上で行った。そして、三人には「あいつが強くなるまで待ってろ」って言った。4年ほど修行をしてから挑むぞ。」


第54話へ続く