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〜第80話　翼王刃軍の縄張り〜

あれから一週間が過ぎた昼。

日光が部屋を照らした時、竜の指先が「ピクッ」と動く。

徐々に激しくなり、目覚める。

恋歌たちも気づき、会話を始めようとする。

しかし、竜は「紅桜は!?」としか言わない。


竜「紅桜はどこだよ!!!」

恋歌「落ち着いて、竜!!紅桜って男は、二日前に退院した。」

竜「どこへ向かった、どこへ!!!」

恋歌「あの男は一人で翼王刃軍の縄張り「シャドウシティ」に向かった。きっと竜の仇を取りに行ったのよ。」

綺羅「でも、竜様が目覚めて良かったわ。」


竜はその事を知ると、部屋を抜け出して、走っていく。

しかし、部屋を出でまもなく、腹を抱えて座り込む。


恋歌「腹部の傷は、戻っていないわ。無理に暴れだせば、痛みが襲うわよ。ここで傷を治してから、向かいましょ。」

竜「恋歌・・・・・・。」

綺羅「そうですよ、竜様。後、恋歌に言うわね!!竜様は私の者です!!!!」


竜はポカン?という表情になる。

恋歌は顔を赤くし、竜の手を肩に乗せて、ベットへ寝かせる。


恋歌「それよりポケモンリーグで起きた出来事を覚えている限り、教えて。」

竜「分かった。・・・・・奴らの目的は、伝説のポケモンを使い、世界を崩壊させること。ポケモンリーグに伝説のポケモンは存在している。機械龍「メタルギア」と翼天龍「ヴァリエル」。」

恋歌「だから、ポケモンリーグは中止か。」


会話をしていると、黒牙が戻ってくる。


真司「こいつは崩壊と全く関係なかった。返そうじゃねぇか。」

黒牙「竜、目を覚ましたかァ!!!!」

真司「ただし、翼王刃軍の調査は俺ら警察で行う。無理をして進入などをせぬように。・・・・・・でも、シナネェ自信があれば、進入を許可する。」

竜「俺たちの勇気が伝わったか!!」

真司「崩壊悪魔団を潰したのは、お前たちらしいからな。」


第81話へ続く