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〜第87話　ついに到達!!翼王刃軍の本部!!〜

どんな困難も乗り越えてきた竜達。

彼らは翼王刃軍アジト付近までやってきていた。

本部というからには警備は厳重。

アジト入り口前には100人ほどの部下たちがポケモンを出して、待ち構えており、扉の奥には10人ほどの強者がいる。


恋歌「地図を見る限りは、ここら辺だけど・・・・」

綺羅「ここら辺って・・・・・!!!!!!皆、頭を下げて!!!」

竜「なに言ってんだよ・・・・・グワァァァ!!!!」


恋歌は綺羅の指示通りに頭を下げる。

竜は慌てていた為、黒牙が竜の頭を押す。


竜「何も起こらネェぞ、綺羅。」

綺羅「あの赤い線、「暗殺赤線（ヴァリスターグリム）」っていう殺人道具。簡単に言えば「人殺し道具」ね。当たれば、死ぬわよ。」


綺羅はアジトの屋上から放たれる赤い線を指す。


綺羅「この状況で当たってたら、竜様は死んでいましたわ。」

竜「ありがとな、綺羅。お前、命の恩人だな!!」


竜は綺羅の手をギュッと握る。

綺羅の頬は紅く染まり、目がハートになる。


綺羅「あ・・・あの、竜様。す・・・・す・・・・」

黒牙「（こいつ、告る気かよ!止めネェと。でも、止めてもいけねぇか。）」

綺羅「す・・・・す・・・・・」

竜「お前、「すぐ行け」って言おうとしてるだろ。分かってるよ。」

恋歌「（あのバカ、女心って知ってるのォ・・・・。）」


綺羅は死んだ魚のような眼をし、黒牙と恋歌は心配を。

竜に関しては一切理解していない。


恋歌「でも、すぐ行けってどうやって???作戦もない・・・・・」

竜「真正面から正面突破だよ、馬鹿野郎!!!!」


竜は綺羅と恋歌、黒牙の腕を掴み、アジト入り口に突っ込む。


部下1「侵入者だ!!!」

部下2「捕まえろ、皆ァ!!!」

竜「俺に勝てると思うなよ、Lォォォォ!!!!!!!!!!」


第88話へ続く