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〜第89話　”力尽く”〜

竜「ザイノドル、ハイドロポンプ!!!シュロウガは回避して、リーフブレードだァァ!!!!」

心「エレキブル、ラストストーム!!!!」


ラストストームとは、体力の量により相手へのダメージが決まる。

体力が1の時は一撃必殺となる。

別名「終わりの封印石」。


心「ブーバーンはラストストームをかえんほうしゃで砕けっ!!!!」

竜「（砕いた破片を当てて、俺のポケモン2体共に攻撃って訳か!?）」

心「これで終わりだ、沓名竜!!!」


心が本気を見せ付けたときだった。

竜の感情が変化を見せ付けた。


竜「・・・・・ザイノドルとシュロウガ、突っ込め!!!」

心「なにを考えてるかしんネェけど、ラストストームはこのフロア全てに降りかかるんだぜ!?」

竜「ザイノドル、なみのりでラストストームを濡らせ!!!」


ザイノドルは指示通りになみのりを起こす。

シュロウガは理解した顔つきをすると、水が引くまで待ち続ける。

そして、水が引いた時だった。


竜「シュロウガ、あなをほる!!!」

シュロウガ「シュロロォォォ（了解したァァァ!!!）」


竜の目的。

それはラストストームを回避することではなく、ラストストームを弾き返すことだった。

シュロウガはドロドロになった地面の下から地面へ突き刺さったラストストームの先を押し出す。

これにより、エレキブルたちに大ダメージを与える事ができる。


竜「俺は力尽くでもLを倒す。ポケモンマスターになるんだからよ!!!!」

心「弾き返すなど考えつかなかった・・・・・ちくしょー!!」


こうして、2階へと突き進む。


竜「（紅桜、待っててくれ。今、助けてやるから!!!）」


第90話へ続く