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〜第96話　最終決闘!!!終焉は俺の手に!!!【前篇】〜

悪党は立ち上がり、モンスターボールを投げる。

竜は技を避けて、前へ前へと走る。

しかし、一つの技が竜に向かって放たれた。


竜「（この技、絶対に死ぬ!!!）」

紅桜「竜ゥゥゥ!!!!」


竜が諦めかけたその時だった。

一人の青年が竜に背を向けて、ポケモンを操っている。

内野　黒牙であった。


黒牙「お前はどんな事も諦めねぇ男だろうが!!!!この悪党、全部俺たちに任せろ!!!絶対に帰って来い、竜!!!」

綺羅「竜様がいない旅なんてつまらないです!!!」

恋歌「絶対に戻ってきて、竜!!」

竜「オメェら・・・・・・。全員で帰るぞ、俺たちの故郷へ!!!!」


竜は立ち上がり、駆け進む。

紅桜も「いい仲間を持ったな」と思い、縄を切ろうとする。

そこへ綺羅が駆けつけ、縄を切り離す。


紅桜「ありがとよ、お譲ちゃん!!!・・・・・さて、俺も暴れさせてもらうか!!!・・・・・・・その前に竜!これを持っておけ!!」

竜「ンダァ!?」


竜が振り返ると、紫に輝くモンスターボールが空中を漂っていた。

赤色に染まっている「M」の文字。

マスターボールであった。


竜「ありがとな、紅桜!!!」

紅桜「それじゃあ、暴れるぜッ!!!!!!」


紅桜は隠れていたモンスターボールを取り出すと、空中へ投げる。


紅桜「悪魔の力を今放て!!いけ、ディアボル!!!」


そして、竜はLの元へ辿り着いた。


L「ここで勝負を開始しようじゃねぇか!!!!!」

竜「おうよ、L!!」

竜＆L「いけ——————」


【中篇】へ続く