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〜第98話　大海世界を超えて!!〜

ユナイドリーグは四天王に勝つだけではなく、最初にトレーナー同士が戦い、勝ち抜いた一人が四天王と戦う。

必要とされるのは「力」と「知恵」と「運」である。


黒牙「あの時の工事ももう修復されてるとはな。」

竜「相当、腕が凄い奴を集めただろうな。」

信吾「おっと、竜君たちじゃないか!!」


彼の名は「夢幻　信吾」というトレジャーハンター。

通称「最強のハンター」とも呼ばれている。

夢はユナイド伝説解明であったが、竜達が解明した?事を説明するとガックリとした。


信吾「そうか、龍帝たちはお前らを「勇者」と認めたんだな。」

竜「なんか、ワリィな。」

黒牙「今はリーグの事だけを考える、それだけだ!!!」

信吾「・・・・・ま、いいか。ユナイドリーグが開催されるのは一週間後。その時は俺たち、敵同士だな!!!」

二人「おう!」

信吾「出て来い、ラキフィス!!!ユナイドリーグに向かってくれ!!!」


ラキフィスと呼ばれる「だてんしポケモン」は自慢の白い翼を空へ舞い上げ、信吾の肩に足を乗せる。

すると、鋭い爪を生やした足で肩を持ち、ユナイドリーグへ向かった。


恋歌「私たちも急ぎましょ、練習ができないわ!!」

紅桜「その心配はないぜ、竜!!」

竜「紅桜ァ!?お前、病院にいたんじゃないのか!?」

紅桜「お前が優勝する瞬間を見たくなってよ!!まさか、先を超されるとはな!!」


紅桜は笑う。体中に包帯を巻きつけている。

腹部の包帯は血が滲んでおり、かなりの重傷にも関わらず、竜に逢いに来た。


紅桜「ここからは海しかネェ、大海世界だ。船を用意しておいた。操縦する野郎もいるから、連れてってもらえ。」

竜「あんがと、紅桜っ!!!!」

紅桜「絶対に優勝しろよ、〝沓名　竜〟!!!!!」


竜は海の方へ向かって去っていく。

そして、手をグーにして、天へ突きあげる。

紅桜は少しニヤっとし、手をグーにして、天に突きあげた。


第99話へ続く