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〜第103話　過去に誓った言葉〜

雨は一瞬だけ降り注ぎ、すぐに止んだ。

ユナイドリーグの戦場（フィールド）は泥に塗れている。

アルトはニヤニヤと笑っているが、黒牙は地面に顔を向けている。

次の瞬間の出来事であった。黒牙は顔を上げた。


黒牙「・・・・・死ね。」

アルト「〝死ね〟だと。誰に向かって、言ってやがんだ、ブッアッハッハ!!!!!」

黒牙「・・・・・テメェに言ってんだよ、嘘つき野郎が!!!!」


黒牙の隣には綺羅が立っていた。

自らの体で。


アルト「俺は嘘など・・・・!!まさか、あの世界から戻ってきたはずじゃ・・・・」

綺羅「もちろん、戻ってきたわ。黒牙との約束パワーで!!!!あの時の言葉、ちゃんと覚えてる!?」


綺羅は黒牙に問いただす。

黒牙は「当ったり前だっつうの〜!!!」などと調子に乗って、返事を返す。

〝黒牙を孤独にさせたりはしない、黒牙の隣には絶対にアタシがいるから〟という過去に誓った言葉が頭に蘇った黒牙。


黒牙「気を取り直して、お前を殺す!!」

アルト「（あの世界から戻ってキタだと!?そんな事は出来るわけ無い。まさか、輝臓様が許しを???）」

黒牙「ライドラゴ・・・・好きに殺してやれ!!」

アルト「くっ、俺も此処までって訳か。本当に強くなったじゃねぇか、黒牙!!!!」

ナレーター「おっと、此処で「金牛鬼神」と異名を持った彼が倒れたァァ〜!!!!」


第104話へ続く