二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケットモンスター ウィング【キャラ大募集】 コメを頼む!! ( No.480 )
- 日時: 2011/10/24 21:38
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: gv97h/YI)
〜第116話 炎獄の大蛇、古代より蘇る!!!〜
—————現在・竜VSシキ戦の幕開け時
竜の手には颯爽とモンスターボールが構えられている。
シキはどのポケモンを出すか、少々迷い果てた顔をしているが、ポケモンを決めた瞬間に笑みが表れ出る。
ナレーター「四天王の三人目を破る事はできるのか!?沓名選手に観客からの熱い視線が今、送られます!!!ポケモンバトル、開始!!!!」
シキ「炎獄の大蛇よ、古代の眠りから目覚めろ!!!いけ、シャローズ!!!」
竜「全然知らないポケモンだ・・・・・。有効なタイプや技も全然先が見えてこねぇ。俺はコイツで行く!!!」
竜の手元に構えられたモンスターボールは空中で一回転すると、光を放って、ポケモンが出てきた。
その正体は〝シュロウガ〟であった。
しかし、敵対するシキのシャローズは〝炎獄の大蛇〟という異名からほのおタイプと言う事が分かる。
竜「シュロウガの素早さには絶対に付いて来られねぇぜ、シキさん!!!」
シキ「シャローズを甘く見ると、死ぬぜ。」
竜「(今までに感じた事のない圧力感。これが四天王の実力なのか!?)」
シキ「先攻はシャローズが頂くぜ!!シャローズ、ばらのまい!!!!!」
シャローズは地面に向かって、眼力を放つ。
すると、薔薇の棘がドンドンと地面に生えてくる。
その棘はシュロウガの周りを囲み始めた。
シキ「この罠から逃げ場なんて、飛ぶ事だけだぜ。ま、俺のシャローズが黙っちゃいねぇけど。」
竜「(飛ぶ事だけ———黙っちゃいない。だったら、この戦法がある!!!)シュロウガ、空へ向かって、飛べ!!!」
シキ「黙っちゃいねぇってんだろ。シャローズ、えんごくのやりはし!!!!!!」
竜「俺が狙ってたのは、シャローズの技だ!!!シュロウガ、俺を信じて、飛び続けろ!!!」
シュロウガ「シュロッッオオ!!!!(このまま飛び続けたら、技に殺されるよ!!!)」
竜「いいから信じろ。・・・・・・絶対に一つも傷を付けさせねぇから!!!!!」
シュロウガは少し間を空けると、閃いた様な顔つきをした。
シュロウガ(このまま飛び続ければ、技は・・・・・・)」
シキ「薔薇の罠に沈め、シュロウガァァ!!!!!!」
竜「・・・・・・今だ、シュロウガ!!!!まもるを使い続けて、でんこうせっか!!!!!!」
シキ「(来ると思ってたぜ、弾き返す戦法が。・・・・・・このまま続けたら、勝てる事はできるけど、アイツを勝たせてやるとするかな。)シャローズ、でんこうせっかで向かい撃て!!!!」
シャローズは一度シキを見ると、シキの手には合図が施されていた。
手をグーにして、親指を突きあげている姿。
その合図は〝負けろ〟という合図であった。
シキ「(シャローズなら負けてくれるはずだ、くそガキ。・・・・・・・絶対に。)」
竜「こっちもでんこうせっかで向かい撃て!!!!」
両者がでんこうせっかで向かい合ったとき、シュロウガの牙はシャローズの腹部を切り裂いた。
シキ「(分かってくれたようだ、シャローズは。)」
ナレーター「予想外の展開が起こりましたァァ!!!!!過ちの弾丸として、世界政府を撃ちぬいたシキさんを破る男はこの世に一人しかいなかった。しかし、本日で二人目となりましたァ!!!!・・・・・・・いよいよ、沓名選手の第四戦となります。」
ナレーターの言葉が終わると、観客は立ち上がって応援していた。
口笛を吹くものもいれば、クラッカーを鳴らすものもいた。
第117話へ続く