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〜第117話　最後の四天王【中篇】〜

アカガミ「戦いを始める前に『絶神力』を使わせてもらう。・・・・・・もう一人の僕よ、天の果てから舞い降りろ!!!」

ナレーター「言葉からすると、アカガミさんの人格が変わるそうです!!!・・・・・・・裏の人格が表へと変わる!!!」

竜「裏の人格が表へと変わる!?・・・・・どういう意味だ!?」

アカガミ「・・・・・・・久しぶりだぜ、この世は!!!!」


アカガミの一人称が〝僕〟から〝俺様〟へと変わっていたのだ。

人格を変える〝絶人力〟とは、その意味の通り、裏と表の人格を入れ替える力の事である。

入れ替わるのは使用した人物のみとなる。

例えば、本来は正義感がある人物だとしても、絶人力を使用すれば、悪義感がある人物へと変わる。


アカガミ「この世には俺様に勝てる者は誰一人として存在しない。その覚悟をした上でアンタは俺様に挑んできた野郎だろ。・・・・・・ま、俺様の相棒が許すはずはないけどな!!!!」

竜「くっ、本来とは真逆のアカガミじゃ、何故かプレッシャーが重すぎる。」

ナレーター「改めまして、ポケモンバトルを開始いたします。・・・・・・バトルスタートです!!!」

アカガミ「思う存分に楽しんで来い、俺様の相棒『ドラギロン』!!!!!」

竜「ユナイド地方の鉄竜王〝ドラギロン〟だと!?・・・・・まさか、アカガミが持ってたなんてよ。・・・・・でも、俺のポケモンには戦いやすい相手かも知れネェ!!!いけ、ザイノドル!!!!」


少し戸惑った竜ではあったが、立ち直って、ザイノドルを出した・

ドラギロンはドラゴン・はがねタイプであり、ザイノドルはみず・こおりタイプな為、竜の方が有利ではある。


竜「ザイノドル、れいとうビーム!!!!」

アカガミ「俺様に勝てる野郎はこの世に存在しねぇんだよ!!!!ドラギロン、ナックルハンマー!!!!」


ドラギロンは岩石状の尻尾でザイノドルを目掛けて、叩き付けていく。

しかし、それは地面にも影響を起こし、皹割れていく。

アカガミはこれも一つの狙いであった。


アカガミ「戸惑うな、ドラギロン!!!!続けて、アームハンマー!!!!」

竜「くっ、思ってたよりも厄介だ。・・・・・・ザイノドル、こうそくいどうで一先ず逃げろ!!!」

ナレーター「おっと、これはどうした事か!?時間制限の存在する四天王戦に対して、少し厳しい判断を仕掛けた。」


【後篇】へ続く