二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケットモンスター ウィング【キャラ大募集】 コメを頼む!! ( No.497 )
日時: 2011/10/29 19:27
名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: gv97h/YI)

〜第118話 終幕を向かえるポケモンバトル!!!【後篇】〜

雷牙「ジャローダ、ソーラービームっ!!!!」

竜「炎が苦手な草タイプに負ける弟はいない!!!!もちろん、兄ちゃんとは別れたくねぇ。だったら、この条件を受けてみろォ!!!!エンブオー、ひばしら!!!!」

ナレーター「エンブオーの炎が天に向かって、燃え上がりましたァ!!!!その炎はジャローダに向かい撃ち、炎の渦を巻きこんだァ!!!!!」


炎陣の渦『火柱(ひばしら)』とは

敵の身体を炎の渦で囲い、天空から一瞬の隙も与えないほど素早く炎の隕石を落とす。

ダメージの消耗は激しいが、使用したポケモンもダメージを喰らう。


竜「        」

雷牙「そんな条件、お前の体がどうなるか分からなくなるぞ!!!」


条件とは観客やナレーターにはよく聞こえなかったが、雷牙には良く聞こえた。

その言葉に雷牙は驚きを隠せなくなる。


雷牙「・・・・・・・本当に良いのか、お前は。」

ナレーター「どうしたのでしょうか、ご兄弟共に??」

竜「逃げろ・・・・・・。」

観客1「おい、挑戦者が何か言ってるぞぉ?」

竜「この場からすぐに逃げろォォ!!!!!!」


その怒鳴り声は会場に至らず、町へと聞こえた。

警備員は竜の元まで行くが、事情を知るとすぐに観客を逃がした。


警備員1「本当に逃げなきゃアンタらも死にますよ!!!!」

警備隊長「観客及びナレーター、四天王に告ぐ。直ちにこの会場から逃げてください。30km以上、離れていてください。」

竜「エンブオー、ブラストバーンとかえんほうしゃ!!!!!!!!」

雷牙「(一騎打ちなんてお前らしくないぜ、竜。でも、この場からカメラマンや観客が逃げる事で結果が分からない。そう言う事なんだな、竜。)ジャローダ、ハードプラントとソーラービーム!!!!!!」


『バアァァァ—————ンッッッッ!!!!!!!』

会場には爆音が鳴り響き、崩壊する。

爆煙の先にはエンブオーが立ちあがっている姿が薄っすらと見えた。

ジャローダは惜しくも倒れこみ、目をグルグルに回していた。


竜「これで全てが終わったんだな。・・・・・・・・ユナイド地方を制覇する全てが。」

雷牙「・・・・・・すまないな、竜。お前をチャンピオンにしたかった。だから、その————」


雷牙は背後に振り向き、手で〝来い、来い!!〟と合図を送る。

その先にはカメラを持った記者が一人いた。


雷牙「お前がチャンピオンになる事、全世界のスクープになるぜェ。」

竜「に・・・・・兄ちゃんっっ!!!!!!」

雷牙「次は宇宙で出会うか!?ハッハッハ!!!!」


竜は涙を流しながら、雷牙を飛ばすように抱きつく。

雷牙は笑いで返すが、心の奥ではとても悲しい気持ちであった。


竜「宇宙で出会うかって言われても、宇宙なんか行かねぇよ(いがねぇよ)・・・・・・」

雷牙「泣くなよ、竜。もう良い大人だろ、お前。」


第119話へ続く(最終話へ続く)