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〜第20話　幕府の砂漠〜

竜と恋歌はプルー諸国入り口に到着した。

あの事件から5時間が経つ。

未だに氷牙と我愛羅は戦っている。

黒牙の一言で竜たちはこの入り口に来た。

「行って来い、お前らだけでも!!」

という言葉である。


竜「本当に黒牙たちも来るのかよ!」

恋歌「来ると願っていきましょ。」


竜と恋歌が入り口へ入ろうとした時だ。

付近から「そこにいる者、止まりなさい!!!」という声がする。


竜「気づかれたか、警備隊に!」

恋歌「急いで入って!」

警備隊1「待て、このガキども!!!!」


恋歌の手を掴み、警備隊は去っていく。

竜はすでに入り口から入っていた。

気づいてはいない。


竜「恋歌、ギリギリ間に合ったな。」


周りからは音さえも聞こえない。


竜「恋歌、いるだろ。恋歌・・・恋歌ァァァ!!!!」

？？？「ボーヤ、なにをしているの!?」

竜「恋歌・・・・だよな。」

？？？「恋歌!?誰なの、その子。」


恋歌に似た女性が竜に尋ねてくる。

竜は驚いた表情を見せる。


竜「恋歌だろ、お前。」

？？？「誰なの、その子。」

竜「どういう事なんだよ、これは!!」


女性の名は「黒川　奈穂」。

マラソンランナーである。

竜が入り口から入ってきた場所は周り「砂」であった。

そう、砂漠なのだ。


？？？「誰だ、その子。」

奈穂「また入り口から落ちてきたのかしら。」

竜「あの、お尋ねしますが誰ですか??」

？？？「俺は「黒川　零時」。マラソンランナー。」

竜「このあたりに恋歌っていう女性が来ませんでしたか!?」

零時「知らねェな、そんな奴。」


第21話へ続く