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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *サイキック*僕達の力。イナイレ ( No.7 )
- 日時: 2011/04/23 00:14
- 名前: あかっち ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
紅呂昴視点
「……何これ」
どうやら、風丸は今の今まで気づかなかったらしい。
ま、遅刻して慌てて来たんだから当然とも言えば当然だけど。
風丸の手の模様は、まるで竜巻のようだった。
これは……きっと”あの”属性だ。
「”あれ”だな」
「ああ……」
豪炎寺と鬼道、二人も分かったらしい。
でも、まだ決め付けるのは早いと思う。
ならば……確かめる方法は一つだけ。
「風丸!手を握って突き出して!で、目、つぶれ!」
「はあ?」
「いいから!休み時間終わるぞ!」
風丸は不思議そうな顔をしながらも、指示に従った。
私は、自分の手の甲を触った。
すると、剣の模様が浮かび上がった。
「え…紅呂昴ちゃん、それ、やるの?」
吹雪が驚いたような声を出した。
「まだ決まった訳じゃない。……多分そうだけど。
とにかく出来る事は今やる!」
『持つ者』か確かめる方法。
それは、力と力を共鳴させる事。
もし、風丸に、本当に力があるのならば……
風丸と私の模様を重ね合わせた。
一瞬、何が起きたか分からなかった。
やっと動き出した頭で考えると……
”風丸の手から、強風が吹き出た”
すなわち、共鳴したという事。
でも、それは本当に一瞬の事で、他の奴らが気づいた様子は無い。
……周りにいた、4人を除いて。
「「「「「…………」」」」」
「おーい。もう開けて良いか?」
待ちくたびれたのか、風丸が話し始めた。
「…………」
「おーい!紅呂昴!」
「……あ、ゴメン。もう良いよ」
風丸は、目を開けて行き成り、難しい顔をした私達を見たもんだから、目をパチパチさせていた。
「あのー……?どうしたんだ?何かあったのか?」
風丸本人は気づかなかったらしい。
とにかく、確認作業だ。
私は風丸の顔ギリギリまで近づいて言った。
「ねぇ、昨日、何か拾ったりした?」
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