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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン ライトストーンの光 ( No.19 )
- 日時: 2011/05/13 20:04
- 名前: ミジュマル ◆Bi8fr91d9w (ID: m9ehVpjx)
(・・・っ)
バオップはためらっていた。強くなったら『大切な物』を守れる。でも、自分の『大切な物』を奪った人間と一緒に強くなるということだから。皆黙りこくってるなかで声を上げたのは・・・
(いいんじゃないかしら?)
ドレディアだった。
(な!?)
バオップは驚いていた。ドレディアは、少し考えただけで、迷いもなく意外な答えを出していたからだろう。
(な、なんでだよ!人間は・・・人間はっ・・・!)
ドレディアは、こう答えた。
(でも、この人たち、何も奪ってないし、優しそうな瞳を持っている・・・。あんな奴らじゃないと思う)
(!)
(この人たちに仲間になろうって言われたらさ・・・。絶対、あの2匹も賛成するわ)
ドレディアの言葉はかなりの説得力があった。バオップも、少し怒り顔が消えてきた。
(お前等、そうなのか?ドレディアは、人の気持ちが分かるんだ。勘が外れたこともない。・・・そのドレディアが言うのだから、俺は・・・)
バオップの目にどんどん水がたまっていった。
(俺はっ!お前等を信じていいのかっ!?)
大粒の涙をたくさん流しながら、そう言った。
「勿論よ!トレーナーを信じれないと、仲間になれないもの!」
(そうだぞ!大歓迎だ!)
私とフタチマルは笑顔でそう言った。そして。
(ありがとう・・・。バオップは、心を閉ざしていたから・・・)
と、ドレディアは言って、モンスターボールに入っていった。
バオップも入っていった。
「バオップ、ドレディアゲット!」
ライトストーンが、暖かく光っていて、「おめでとう」と言っているみたいだった。
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