二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 開校!星空学園!(星のカービィ) ( No.171 )
日時: 2011/08/21 20:52
名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: RXugjDaQ)

第40話〜歯が痛いです。(抜いたから)〜



「主人公なのに負けたぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」


カービィは、浮き輪の上で勢いよく頭を空に上げた。


「何寝起きそうそう叫んでるのサ…」

「というか、浮き輪の上で眠れるんだ…」

「え!?俺寝てたの!?」

「そうだよ〜♪」

「あのバトルロワイヤルは何だったんだ??」

「何のこと〜?」

「夢か…」


カービィは、悟りを開いたように遠い目で空を見つめる。
すると、砂浜の方でダーク先生がカービィ達を呼んだ。


「カービィ!こっちに来てくれないか!!」

「何だ?」


カービィが泳いで砂浜にたどり着くと、ダーク先生がカービィを見て、真剣な目で言った。


「お助け部として、月組の新入生、ワドに勝ってスイカをドロシア先生から貰ってこい!!」

「は?」


意味が分からない、という顔をすると…


「いや、ドロシア先生が、スイカの絵を実体化させてくれたんだけど、1つしか無くて月組と喧嘩みたいになったから、勝負をしようって事。」

「あー、分かりました、勝ったらスイカの半分ください。」

「いいぜ★」


そういうと、砂浜に立つワドを睨む。


「で、俺がカービィだ、お前がワドだな。」

「そうだよ。あと、僕チートだから勝てないと思ってね!!」

「はぁ!?」


2人の周りに続々と人が集まり、人だかりの中心でカービィとワドは睨み合う。
そして、カービィはワドに向かい一直線に殴りかかるが…
カービィはワドの目の前で止まる。
ワドがカービィの真横を通り過ぎ、カービィの後ろ辺りに来たとき、手を上に上げ指ぱっちんをすると、何故かカービィのいた場所が爆発した。
そして、余裕の笑みでワドは口を開く。


「ヘ●ンズタ●ム」


「待てェェェェェェ!?レ●ル5出すなァァァァ!!!」


人だかりの中から突っ込んだのは、リネだった。
その後ろから、アドが興奮しながら解説をする。


「あのワドって言う奴…できるな…!!」

「できるな…!!じゃねーよ!!おかしーだろォォォ!!」


リネが突っ込む間にも、2人のバトルは続く、
何故かワドがキックをすると、足に炎が集まり、カービィを蹴りつける。


「ファイ●ートル●ード」

「黙れェェェェェェ!!!」


リネが突っ込むが、カービィはすでにボロボロだ。
アドは…


「カー君が危ない…そうだ!!!」

「?いい方法があるの??」

「多分、ワドって言う奴は水タイプ、なら電気を発生させれば…」

「まて、今度はポケットの中に入るモンスターのネタか。」

「でも、やってみる価値はあるよ!!」

「うん…」


アドの真剣な表情に、リネは試してみようと心に決める。


「まず、このさっき買ってきたラムネを用意!」

「そんで??」

「あのね、ロッキー君!ロッキー君!こっち来て!!」


アドが叫ぶと、ロッキーが近づいてきた。


「それで…」


アドはラムネのふたを開ける。


「こうするの!!いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


そう叫びながら、勢いよくロッキーにラムネをかける。


「なにやってんのォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」


何故か、ロッキーの下に、『こうかはばつぐんだ!』
とでた。
さらに、ロッキーは、ぴくりとも動かなくなった。


「あぁ…失敗か…」

「待て待て!明らかに瀕死にしたよね!?瀕死になったよね!?」

「うまくいってたら、電気が発生したんだよ。」

「うん。なるわけあるか、ボケ。」


謎のコント?をやっている間に、ワドはとどめを刺そうとしていた。


「止め!!爆●ス●ーム」


またも足に炎が集まる。
今度は先程より強力と目で分かるぐらい、炎が集まっていた。


「彼奴…めちゃくちゃ強いわ。」

「使ってる技がむちゃくちゃだからね。」


そのころ、カービィは…


(クソッ…どうすれば…)


「あきらめるな!!諦めたらそこで試合終了だ!!」

「ダーク先生まで!?」


(そうだ…諦めるもんか…!)


「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


凄い気迫と共に、カービィの後ろから黄色で透明な手が生えてくる、
その手はワドの放った技を受け止めている。


「ム●ン・ザ・ハ●ド!!」


「カービィもかァァァァァァァ!?」



両者の技は、激しくぶつかり、砂煙が辺りに舞う。
砂煙が晴れたとき、ワドは砂浜に埋まっていた。


「何があったの!?」


何がともあれ、カービィが勝ったのだ。
スイカを食べようと、カービィがドロシア先生の所に行くと…


「あ、ごめんなさい、つい食べちゃったわ♪」


ドロシア先生はもうすでに、スイカを食べていたのだった…


「…俺の努力は一体…」

「カー君、ホテルに帰るよ—。」


続く(ワドがチートでした、そして、レ●ル5さん、すいません。)