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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 【涼野成代/零】 君のいない世界なんてボクは認めない ( No.4 )
- 日時: 2011/04/25 13:48
- 名前: ぴこた ◆RHj3OdcFLU (ID: 6Q1uGoC5)
「ふーかーっ」
「ふーうかっ」
「ふうかってばぁ」
そう笑って何時も私の後ろをとことこと着いてきたボクの唯一無二の親友はもう居ない。自殺だそうだ。好きな男に振られて、ムカついて、それで、自殺。嗚呼哀れだな。人間ってこんなに儚くて弱いものだったっけか?
葬式の場でボクは自嘲気味に笑みを浮かべる。ずるい、ずるいよ。
「わかった、ボクも逝くよ」
にこりと笑みを浮かべたままにボクは葬式場を飛び出し、勢いで川に飛び降りた。
ばしゃん、という音が聞こえた後は何もしらない。ただ、あの子のモトへ行けるという期待だけがボクには残っていた。
君のいない世界なんてボクは認めない
(君が居て初めてボクの存在が認められ)(君が居て初めてボクは存在を肯定する)
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