二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【イナイレ】 イ ナ 鬼 (君と脱出したいRPG) ( No.9 )
- 日時: 2011/04/28 20:00
- 名前: ユキナ ◆jSzUFJdXHo (ID: sp6Br4Ue)
〜One〜
【ここは、FFI会場からほんの3時間?ほど歩いた
森の中にある空き家。▼】
【いつからそこにあるのか、
誰がそこに住んでいたのかもわからない
その館には、
お化けが出るという噂があった。▼】
「・・・本当に、こんなところにあったんだ・・。」
渋い橙色の屋根、所々にヒビが入ったクリーム色の壁。
大きめで、古びた感じの館の前に立ちすくした四人のうちの一人が言った。
「噂だと思っていたんだが・・・・・・本当にあったとは」
「この寂れた感じ。・・・悪くないよね」
「俺はあんまり乗り気はしねぇ・・」
「私も。今回はチューリップと同じ意見だ。できれば外見だけ見て帰りたいとこだな」
「なっ、てめぇケンカ売ってんのかコラァ!!」
「・・・」
一人は、金髪のような色の長髪の少女。
一人は、銀髪のぼさぼさした髪の少年。
一人は、朱色(赤)の髪の少年。
(イメージは、頭にチューリップが咲いたみたいn((殴)
一人は、赤色の、少年達の中では多分一番ましな髪の少年。
「・・・せっかくだから、少し中だけ見て帰ろ」
金髪の神の少女——カノンが口を開いた。
「・・あ?カノンって結構ー怖いもの好きだったっけ?」
と朱色の髪の少年——晴矢が言う。
カ「・・・・・・・・・別に」
カノンの目が、「そうでもない、けど」と言っているように見えた。
カ「中は思ったよりきれい」
晴「お、おい。もう帰らないか?」
「何々〜晴矢〜ビビってんの〜?」
晴「ち、ちげぇっ」
晴矢をからかうヒロト。
中の構造はすごくシンプル。
茶色の床に、白い壁。
————パリンッ————
何かが割れる、音がした。
晴「!!」
ヒ「やっぱり怖いんだねw」
晴「うっせー!」
「馬鹿馬鹿しい、お化けなんかいるわけがないだろう。」
残りの一人、風介が言う。
風「ちょっと見てくる」
カ「・・・・・・・・・気をつけろ、」
風「わかっている、少し様子を見たら戻るよ」
玄関から向って右の長い廊下をスタスタ歩いていく風介。
音がしたほうだ。
少し行くと、白い壁の途中に、黒いドアがあった。
ドアノブを掴み、ひねって押してみる。
ガチャガチャ。
風「開かない、か」
その扉はあきらめて、また廊下を歩き始める。
一直線に伸びた廊下を。
また少し行くと、部屋に出た。
クリーム色に枠の模様が入ったカーペット、
二人用のソファが三つ、向かい合わせに置いてある。
そして、今流行りの薄型テレビ。
奥には、ダイニングテーブル。
そして、台所。
風「・・・キッチン?」
もちろん、冷蔵庫もあった。
一番奥の壁に、また黒い扉があった。
が、開かない。
風介は一通り調べて回る。
で、発見したのが、
風「・・皿?・・しかも割れている・・。怪我しないようにしないとな」
テーブルの下に落ちて割れていた皿。
結局、それ以外に特に変わったところはなかった。・・・多分。
廊下を通り、皆がいるはずの場所へ戻る。
風「おい、やっぱり何もなかったぞ、チューr・・・・!?」
皆がいない。