二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: +*+白蝶 【学園アリス】+*+ ( No.4 )
- 日時: 2011/04/29 18:03
- 名前: 蓮 ◆bs6TfbkPw. (ID: 9P6bFjcs)
\ 1羽 其処は特別な場所 /
「ふーん。佐倉 蜜柑ちゃんと、小田切 ハクちゃんって言うんだ。お友達を追って、ここまでねぇー。……ところで2人とも。本当に今、変な気分になったりしてない??」
「なったりしてませーん」
「……僕は、ちょっと……、」
蜜柑は元気に返事をしたが、ハクは曖昧な返事だ。
鳴海は蜜柑を見て驚いた様な顔をする。ハクを見ると、少し悲しげな顔をした。
「蜜柑ちゃん……、君は、アリス学園に入れてあげるよ。ハクちゃんは……、残念だけど———……、」
刹那、「ドカン!!!!!!」と言う物凄い音を立てて、学園を囲んでいる壁の一部が爆破した。
思わず目を瞑って、開けた瞬間に、ハクは仰天した。破壊した壁の一部が、こちらに向かって、飛んできている。
「————————ハクちゃん!!!!!」
次の瞬間、鳴海は自分の目を疑った。
ハクに向かって飛んで行った壁の一部が、砂になっている。しかし、鳴海は我に返ると、「ふ〜」と息を吐いた。
「……見てごらん、蜜柑ちゃん、ハクちゃん。あれが最年少にして、アリストップクラスの天才生徒。———日向 棗君だよ。
彼のアリスは、“火”」
塀の上に、1人の人物が立っている。“黒猫”のお面をした、少年。
「黒猫……、」
「うん、そうだよ。にしても……、ちょっとおイタがすぎるかな〜」
何かを取り出した鳴海に気づき、ハクは鳴海を見る。
「棗君っ!! ————————天 誅 !!」
バシッ!!、と、棗のお面が弾かれる。ハクと蜜柑はギョッとする。
ズザザ……、と、棗は地面に落ちた。
「ちょ!! あんた大丈夫?!」
「い、痛そう……、」
お面を弾かれた棗が、蜜柑とハクを、キッと睨みつける。
————刹那、鳴海が棗の手を踏みつけた。
「“アリス”を使って逃げようとしても、ムダ。君がアリスを使う前に、僕のアリスで前見たく君に、あの醜態を演じてもらう事になるよ」
「……変態教師っ……!!」
フフッ、と、鳴海は微笑んだ。
「お褒めにあずかり、光栄です」
「…!!!!」
棗の服を掴み、自分の方に棗を寄せた鳴海は、ふっと棗の耳に息を吹きかける。
瞬間、棗の顔は赤面化し、くにゃくにゃ〜と気絶した。
「さてと、蜜柑ちゃん。それにハクちゃん」
「え?? 僕も??」
「うん、そうだよ。そろそろ行きますか!!」
茫然としている、蜜柑とハク。そんな内に、門があいた。
「では、ようこそ。アリス学園へ。———佐倉 蜜柑ちゃん。小田切 ハクちゃん」
+++
*+*キャラ紹介*+*
*小田切 ハク
*オダギリ ハク
*女
*10歳
*言いたい事ははっきりと言う子。だが、時々おどおどしたり、弱気になったりする。
明るく優しい面もある。真面目で努力家。昔は心を閉ざしていた。
他人にあまり心配をかけたがらない性格で、辛い時でもにこにこ笑っている。
*白い髪をしている。耳下から毛先が見えるくらいの短さ。
碧眼の綺麗な目。睫毛は長く、目自体も大きい。
小柄でチビ。身長は132cmで、体重は21kg。
*一度髪の事を酷くからかわれていじめられた事がある。
父親と共に暮らしていた。母親は他界。
頭は良い方だが、運動神経は微妙。
*ハクを作るのは楽しかったです。そんでもって家系を考えるのも楽しかったです♪
ただしこ奴を棗側にしようかどうかは悩みました……、
次回は……、学園内の様子です!!よろしくお願いします!!!!