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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 歪みの国のアリス 〜第二のアリス〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/04/29 08:26
- 名前: うにょーん (ID: npqOTMbR)
三
「あ…れかなぁ…」
何かは教室に入って行った。
…?
ちょっと、入り方が可笑しい…
ドア開けてないし!!
私は教室に入って行った。
「…クモの巣がたくさん…あ、あれか!」
何か…
それは白いウサギだった。
赤い目をしてる。
それに…目から赤い血が流れてる。
「泣いて…るの?」
私の問いには答えてくれない。
白いウサギは窓の外を静かに見ていた。
「可愛そうに…アリス…僕が助けてあげるからね?」
「アリス…?」
白いウサギの手には小さな人形らしき物があった。
濃い赤みたいな色の服で白いエプロン…。
前のアリス…?
でも何で小さいの…。
「さあアリス、僕と一緒に君の足を探しに行こう」
白いウサギは教室から出て行った。
私も教室を出た。
「アリス、どうかしたかい?」
「わっ…あ、チェシャ猫か…。さっき、白いウサギが通らなかった?」
「通ってないよ?」
「あれ?そうなの…?じゃあさっきのって…」
「シロウサギのカケラだよ」
「カケラ…?」
「記憶のカケラ」
「へぇ、それじゃあ、前にシロウサギがここに来たってことかぁ」
チェシャ猫は「さあ行こう」と言い
廊下の先に進んで行った。
「どこ行くの?」
「アリス、あそこのバスケットを開けてごらん」
「何で?」
「…が入ってるから」
「え?」
チェシャ猫の声が聞こえなかったけど
私はバスケットに近づいた。
上には小さな紙が置いてあり
「私を食べて」
と書かれていた。
わ…私って…
でも食べ物なんだよね…?
「開けていい?」
「いいよ」
ゆっくりと開けた。
中には…
白い
足が
「イヤアアアアアアアァァ!!!!」
「大丈夫だよ、アリス」
「やだやだぁ!」
「お食べ」
は?
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