二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: APヘタリア*廻せ地球儀、琉球娘*コメ欲しいなぁ〜・・・ ( No.36 )
- 日時: 2011/06/06 16:11
- 名前: 星兎 (ID: MXERWh7v)
- 参照: 世の中アホばっか 笑っちゃうよね
珍しく暇だから更新!
5話 美しい音色
普通に何も無い、平和な日。私は散歩をしている。
空は快晴で気温は夏に近い。最近地球温暖化って大騒ぎしてるからそれのせいかな?
道端に咲く小さな花を見つけしゃがんでじっと見る。
「あれ?綺麗な音・・・」
遠くの方からピアノの音が聞こえた。人が歌ってるような綺麗な音に勝手に足が動く。
繊細で、母さんのように優しく包み込むような音に自然に笑顔になる。
「ここだ・・・」
中世ヨーロッパをイメージする貴族が住んでいそうな家に着いた。ここからピアノの音が聞こえる。
本当はいけない事だけど、こっそり窓から覗いてみる。
「かっこいい人・・・」
眼鏡を着けた人。貴族をイメージするような人。そして髪がくるんとした癖毛が少し気になった。
美しい音を奏でる鍵盤を叩く指がなんだかエロくて、ちょっと顔を真っ赤にしてしまった・・・。
「・・・誰?」
ふと、私の後ろから誰かが声を掛けてきた。
振り返るとほうきを持った、とても可愛らしい女の人が居た。
見つかっちゃった。これっていけないよね?親分さんとロマちゃんみたいな事しちゃった。(分からない人は4話を見よう!)
「あ、あの決して怪しい者ではないです!ピアノの音が聞こえて、綺麗だなーって思って・・・そしたらここに居て・・・」
説明しようとしたらつい焦ってしまい何を言ってるのかきっと分からない。
女の人はその説明を聞いて戸惑っていたけど、くすっと笑った。
「そう、確かにオーストリアさんのピアノの演奏は素敵よね。私も分かるわ。」
「そ、そうですよ!皆あの演奏を聞けば分かりますよね!?」
「ふふっ、面白い子ね。」
1つ1つの行動が可愛らしくて、まぁ素敵な女性で・・・
「あ、自己紹介しますね!私、日本の妹で琉球王国と申します。」
「そうなの、私はハンガリー。この家で召使をしてるわ。」
ハンガリーさんはにっこりと天使スマイルをし、不法侵入をした私を家の中に入れてくれた。
ハンガリーさんの話によると、あのピアノを演奏していたのはここの家の主のオーストリアさんらしい。
家の中はどれも高そうな絵や壺などの貴重な物が置いてある。あ、あの絵オーストリアさんの顔が描いてある!
確かお兄ちゃんの家は版画とか、陶芸品とかがあるっけ?
はぁ〜、それにしても今日はとても良い天気。段々眠くなってしまった。
「あら、寝ちゃった?」
ハンガリーさんが毛布を私に掛けてくれるのが分かった。
そして私は夢の中へと入っていった。
5話終わり