二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  【真実ト嘘】イナズマイレブン オリキャラ募集中断;; ( No.68 )
日時: 2011/07/16 14:39
名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
参照: パソ禁ってパソ禁って…(泣)

④第二話








 真っ暗だったはずの家の中が急に明るくなった。
暗闇に慣れていた目に光が入ってきた。俺は耐えられず目をつよく瞑った。
少しずつ。光に慣れ、目をおそるおそる開いた。
そこには、五人の隊員たちが揃って俺たちを見つめていた。










         ☆★☆







「いらっしゃい、遅かったね」
「かがり…ここは未鈴さんの家なんだよ?」
「みr「黙れ馬鹿姉貴」私何も言って無いわよ?!」
「ほら、早く入ってきなさい。皆お待ちかねよ」


 円堂達の前に現れたのは、戦闘隊・親衛隊の中でも特に力が強い者達。
未鈴は手招きすると、一人一人紹介をした。


「まあ、皆知ってるだろうけど、一応、ね」


「【月風かがり】。トレイル戦闘隊第一階級だ」
「えっと…【優樹つらら】です。宜しくお願いします!」
「【時空未来】だ。……シスコンくっつくなウザイ」
「さっきより扱いが酷いわねぇ……【時空過去】よ」


「とりあえず、いろいろ急だったものだから、四人しか集められなかったのよね。他にも”こっち側”の人間は沢山いるわ」
「……あれ、二人じゃ無かったっけ」
「別行動をとるの。皆とかがり、未来。あたしとつらら、過去」

 
 未鈴は指を指しながら説明した。
とにかく座って、と未鈴が言ったので、人数分用意させていた椅子に腰を掛けた。




「もうちょっと人数があったら振り分けも楽なのにねぇ……」
「まあ、皆他の仕事してるから仕方ないわ」
「でも、可笑しいわよ。隊員たち、ほぼ居ないんだから!」
「絶対大臣が仕組んでる事はみえみえなのよね」


 年上の未鈴と過去は何かと大臣の事をグチグチ言っている。
この二人、口調は似ているが性格はかなり違うのだ。




「あたし、一度大臣殺したいんだー」
「待てかがり。さらっと凄い事言うな」
「仕方ないよ鬼道君。私だって同じ事したいんだもの」
「(この二人…危険だ)」



「未来、お前って裏切った奴容赦なく斬ってるよな?」
「”本当に”裏切った奴だけな」
「分かってるのか。ちなみにどうして刀を出しているんだ?」
「護身用。後三秒で馬鹿が突っ込んでくるかr「未来!」













「じゃあ、説明しましょうかね。どうして貴方達だけだと危険なのかを」
「あ、そうだった」
「……円堂……」
「それはね——」


 未鈴の言葉が一時中断された。
それは、突然の大きな地響きと、耳を塞ぎたくなるほどの大きな雄叫びが聞こえたからだ。


「ッチ……来たか」
「めんどくさい時にきてくれたもんだね」
「あの雄叫び・・・…闇竜か?」
「闇竜なら真夜中に来るはずだ。違う」
「分からないけど、とりあえず出よう!」


 それぞれの武器を持ち、立ち上がった。
二人の隊長は、自分の部下に号令を出した。


「正体不明だが、”奴”を倒せ!」
「住民の安全を確保! その後戦闘隊に続け!」


『了解』




 隊員たちは、未鈴の家を飛び出した。