二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 緋弾のアリア Cランクの武偵 *オリキャラ募集* ( No.7 )
- 日時: 2011/05/14 16:56
- 名前: 淡雪 ◆1xA84L3LKk (ID: CA3ig4y.)
Zs
わざわざありがとうございました!
頑張ります!!
〜プロローグ2〜
翌日、
女子寮の部屋の片付けを済ませ、武偵高に向かっていた。
制服などは届いている為、高校の位置や、買い物出来そうな場所を探しておく為に。
月華は、すぐに銃の整備を初めてしまったので、留守番にしておいた。
バスに乗り、直行で武偵高へ向かう。
暫くして、武偵高へバスは辿り着いた。
広く、想像していたよりも大きかった。
「ここが武偵高……」
アムド
開いていれば、運よく装備科の人がいれば、S&Wを整備してもらおうと思ったが、生憎開いていない。
春休みのせいか、人一人、気配も感じなかった。
仕方ないので、またバスを乗り継ぎ、寮へと帰った。
武偵の種類、科目は、中学で習っていたのを覚えていた。
レザド
一番興味をもったのは、諜報科。
香枝は、変装すれば男にも変われる。声だって、青年そのものになる位。
アサルト スナイプ
妹は強襲科か狙撃科で悩んでいたが、やはり狙撃科にしたらしい。
まさか、狙撃銃しか持ってない人が強襲科には入れないだろう。
S&W M686は、.38スペシャル弾と言う、今となってはあまり流通していない弾を使う。
9パラ
有名な9mmパラベラムや.45ACP弾も使えない。
弾の数も飛距離も劣る。
でも、一番しっくりくる銃で何より、
大好きだった父の形見だから。
「お姉ちゃん、お腹すいた」
おんぶ状態で香枝の背中に寄りかかる月華。
もう少し、狙撃する時のような冷静さが普段無いのが惜しい所。
「じゃあ、何か作るよ。チャーハンでいいでしょ?」
「おっけーー!!」
びしっ、とポーズを決めると、また銃に走る。
今度は私のS&Wをいじりだした。
何かと手先は器用なのだが、整備だけ。
料理も裁縫も出来ない。
一回、“銃を整備する気持ちで”、と言ったら、裁縫も難なくこなしたが、実力ではないと、それ以来その言葉は使っていない。
私も、銃の整備は嫌いなのに、料理や裁縫は出来る。
何故か。
「お姉ちゃん!お手紙来てるよ!」
子供みたいに走って来た。
でも、新小6が、いきなり高1になっても大丈夫なのか?精神年齢的に。
チャーハンが出来上がったので、二人前を机に置き、封を開けた。
でも、1cm開けた瞬間に、閉じた。
すぐに破いた。
月華はその行為に、頬張ったチャーハンを吹き出しそうになったが、間一髪で飲み込んだ。
「な…何してるの!?大事なお手紙じゃ…」
香枝は、自分の部屋へと入る。
ここの部屋は二つ部屋がある。寝室は同じだが、一つは香枝用にしてあるのだ。
月華は、その破いた破片を見た。
大きく破れているが、何が書いてあるかは分かった。
=死ね この出世野郎=
=汚い手使ったくせに=
月華は、そっとゴミ箱に捨てた。
きっと、中学の、いじめていた生徒からだろう。
暴言だらけだった。
その生徒がいじめていた理由は、
何もかもが、普通より優れていたから。
今となっては、昔喜んだ“ヒーローの力”も、今は、ただの“呪い”でしか無かった。
月華は、暫くの間、香枝をそっとしておいた。
S&Wが、太陽の光で、淡く輝いていた。