二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブンGO!!〜雷門ラプソディー〜【募集終了!】 ( No.63 )
日時: 2011/05/18 17:57
名前: 悠里 (ID: 8hgpVngW)

第十二話

「み、水鳥お姉様ーーー!!!」

綾香が光のような速度で水鳥に抱きついた。

「お、お姉様??」

皆(水鳥以外)が困惑した表情をした。

美香も同様だ。

「ちょっ!お前離せ!綾香!」

水鳥、と呼ばれたスケバン?的なお姉さんは必死で綾香を引き剥がそうとする。

「久しぶりですー!水鳥お姉様ーー!!」

「あの・・・えーと?」

美香がさすがにと止めに入る。

「離せ!」

ついに綾香をけっとばした。

「いたっ!・・・変わらないですねー水鳥お姉様!!」

え、綾香ってまさかのM?

「・・・まあ、とにかくあたしは瀬戸水鳥。あんたたち、強いんだ」

「まあ私たち以外雷門イレブンだし!」

「違う」

「え?」

「あんたとこの馬鹿が強いっつってんの」

「い、いやいや、全然駄目ですよ。私たちなんか」

「この馬鹿は認めたくないけど認めざるをえないからね。・・・特にあんたは強い」

「・・・あ、あはは。ありがとうございます」

美香は苦笑まじりに言う。

そんな褒め言葉を言われるのは初めてだったのだ。

しかもそれがこのスケバンっぽい人とは←(失礼

「・・・何か言った?」

じろりと美香をにらむ。

「い、いいえ何にも」

美香は目を泳がせる。

その動作でもうバレバレというツッコミはなしの方向で。

しかしこの人鋭いなー

「・・・まあいいや。それだけ言いにきただけだから。それじゃ」

すると水鳥さん・・・はくるりと後ろを向いてあっちへ行ってしまう。

「水鳥お姉様ー」

綾香は一人残念そうにしていたが。

・・・しかし綾香よ。お姉ちゃんは何だか君の以外な発見を最近しまくってるような気がするよ。

まあそんなこと言ったら「は?あんた馬鹿?」みたいな目で見られるから言わないが。

「・・・じゃあそろそろ帰んなきゃね。皆心配してるし」

「そうだねー。名残おしいけど」

綾香も美香に習って立ち上がる。

「あ、そうだ」

するとあの・・・あとから名前聞いた音無さん・・・が私たちに言う。

「あなたたちは雷門中入学予定?」

・・・あのー、そんなきらきらした目で見ないでください。本当。

「残念ですけどそこまで皆に無理させられないんで」

「それなら大丈夫!私が理事長ひっくるめて行かせられるようにしてあげる!」



・・・はい?



この人今なんていいましたか?

「いや、だからそんなことは・・・」

「はい決定!あ、綾香ちゃんは来年も小学校だから・・・そっちの理事長にも掛け合うわ!」

「いや・・・あの・・・」

「楽しみだわー!」

志藤美香

強引に雷門中入学決定。

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