二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブンGO!!〜雷門ラプソディー〜【募集終了!】 ( No.65 )
日時: 2011/05/20 17:44
名前: 悠里 (ID: 8hgpVngW)

第十三話

「ただいま〜」

美香と綾香は気がぬけたような声で玄関に入る。

「おかえり、美香、綾香。晩ご飯できてるわよ〜?」

この人は二階堂千鶴。とても家庭的で優しい孤児院の人だ。

この人も孤児で私たちのような孤児を助けたいという気持ちからこの孤児院で私たちの世話をやいてくれる。

とても優しい人なのだ。

「千鶴さん・・・今日めっちゃ大変なことになってんのよ」

「何々?千鶴さんに話してみなさい」

どんと胸を張って親身に相談にのってれるのもこの人のいいところだ。

「実はねーー・・・」

千鶴さんに私たちが今日無理矢理音無さんに雷門中入学決定されたことを話すと、千鶴さんはゆっくり顔をあげた。

「美香・・・それはね・・・」

「やっぱり駄目だよね・・・、そんなのわかってるよ!」

「行って来なさい!あんたの好きなサッカーできるなら行って来なさいよ!私もあんたたちの学費くらい出すから!」

「わぁ!?」

千鶴は美香と綾香を抱きしめる。

「綾香もいい思い出たくさん作ってきなさい。なーに、2人の学費くらい大丈夫だって!心配ないない!」

そういうと千鶴さんはにっこり笑ってくれた。

「「・・・はい!」」

「よーし!それなら明日見学行って来なさい!ナビゲーターは先輩たちに仕立て上げとくから!」

「え・・・どうやって」

「ふっふっふ。美香。この私の情報網をなめないでね?」

どこかで聞いたようなことがあるようなセリフをいう千鶴さん。

「私も行っていい?」

「もちろん!綾香だって再来年通うことになるんだからねー!」

「やった!」

明日は雷門中見学だ!



「・・・ええ、了解しましたわ」

ピッと、マンションの屋上にたたずむ女は携帯を閉じる。

その会話内容と、相手は謎だ。

「ついに来ましたのね・・・」

くすりと笑うその女は不気味だ。

そしてその女は「ターゲット」を目の端に捕らえ、薄く笑う。

「ふふ・・・楽しみですわ」

するとその女は一回の瞬きの早さでその場から消えた。

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