二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 『星のカービィ』 短編集 (シャドー編完結!) ( No.14 )
日時: 2011/05/16 19:59
名前: 彌浪 ◆BWqKsmtrLo (ID: u6knrXHP)

「狂気の魂」前編

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僕は言った。

「僕は君に勝つ!何があろうとも、命を懸けようとも。それが……」

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——来る……!

「アローアロー!」
「うっ!」
無数の矢が針の様に僕に刺さる、刺さる、刺さる。
…針地獄だ。
「ヘ〜イ?君の力はこれくらいなのかなぁ?」
「…そんな筈、無いでしょ!」
僕は起き上がった。はぁ、体中が痛いったらもう。
さっきまで押していたのに、突然マルクがブラックホールを出してきて、僕はコピーを失い、それから押されっぱなし。
「さぁて、ただ倒すのもつまらないし…君だって楽しく倒されたいだろ?」
マルクは狂気に満ちていた。何なんだ、あの自信満々で、子供らしくも怪しい雰囲気。
「大丈夫、僕は君にやられないから。試してみな?」
僕は悪戯っぽく笑った。
「ああ、良いサ試すサ……あの世で後悔するんだな!アイスボウル……超大玉っ!」
あぁ…吸い込めない!
「スライディング!はっ!とぅ!そりゃぁ!」
よし、良い感じに砕けたね!
「すぅぅぅぅぅ…!アイスカービィ!」
「何!?も…っもう一回地獄に送ってあげるサっ!ブラッ…」
「こちこちぃ……ブリザー…ドっ!」
「う…っ」
「まだまだぁ!こちこちスプリンクラー!」
「シューターカッター!」
カチーン。カッターが凍った。
「おりゃぁ!」
僕が氷を蹴ったら、凍ったカッターはマルクに直撃。
「う……そんな…ボクが…?こんなピンク玉に…」
「ざけんな^^(黒)」
「うわ……ぁ!?」

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そうしてマルクはノヴァに当たり、ポップスターは無事に守られた。
だがマルクは復讐しに来た。
それがソウル……魂。
もう生き物って言えない。生きている様に思えないほど、狂気に満ちていて。
…魂だけになってまで、復讐しに来たんだもん。
理性の無い、憎しみの塊。

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「僕は君に勝つ!何があろうとも、命を懸けようとも。それが星の戦士だ!」

—後編に続く—