二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 『星のカービィ』 短編集 ( No.4 )
- 日時: 2011/05/11 21:28
- 名前: 彌浪 ◆BWqKsmtrLo (ID: u6knrXHP)
「星の戦士の影」前編
「はぁ〜ぁ……退屈…何か、楽しいこt…あーっそーだ!勝負頼みにいこーっと!」
これは、まだ、ディメンションミラーが迷宮各地に散らばり、星の戦士が取り戻しに行っているのと同時刻の話…。
「らんららんマーインドぉー覚悟ぉ!」
「覚悟ー!!ジャンプ!ジャンプ!スライディング!」
だが…
「邪魔だ……っ」
ひょいとよけられ、鏡を投げられた。
「うわぁっ!」
そして、その時……
「……マインド様」
「あーっダークKY!いま僕と戦ってる最中な……痛っ!」
「……」
ダークメタナイトは、しりもちをついているシャドーカービィを冷たい目で睨み、またマインドのほうに目を向けもどした。
「……カービィが六つ目の破片を取り戻しました。どう作戦を立てれば……」
「ふん、ほっとけば僕共が……」
「ラディッシュルインズには誰も居ませんが……」
「お前が行け。お前の変身能力を使えば、簡単だろう……?」
マインドはニヤリ、と笑った。
「はい……。我が魔王、ダークマインド様……。あと、シャドー、お前の方が空気読めていないぞ…?」
ダークメタナイトはフッ、と笑い、去っていった。
「もぅ…酷いんだからぁ……いいじゃんかぁ〜……」
そしてシャドーカービィの愚痴。
「じゃあ続き!ジャンプぅ!ジャンプぅ!スーライディングぅ〜!」
そんな攻撃も通用するはずがなく……。
「だから邪魔だ……っ!」
今度は鏡を一気に三枚投げつけられた。
「うっ、ぐはっ、うぎゃっ!」
シャドーの身体が、ぶるぶると細かく震えている。
「無様だな……」
「なっ!もうここまでやんなくても……。じゃあ僕はカービィの様子を見てくるよ。出来れば倒してくるから。じゃ。…いった!」
「……」
マインドは、そんなシャドーの姿を黙って見送った。
それからシャドーは…
「よしっ!カービィを助けちゃうもんね!へっへーんみぃ〜んな騙されちゃってるんだからぁ!」
「……誰が騙されただと?」
「う……っこの声は……」
シャドーは完全に固まり、動けなかった。
—後編に続く—