二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〔銀魂〕 コ ワ レ モ ノ 注 意 ( No.19 )
日時: 2011/05/22 16:44
名前: 月兎 (ID: luklZ16E)

第壱訓 「前置きって大事だと思う」

主人公の橘 此花ちゃんでーす。
ただいま学校にやってきちゃったんだな、これが!

「おそよう!」
皆の目線が痛いよー、痛いって言うか呆れなのかな?
結構皆慣れてるのかねー笑ってるよ、笑われてるよ私!

「この、また遅刻じゃねーか」
そんな私に声を席からかけてくれた人!
それは何てったって、私の幼馴染。
坂田 木暮(サカタ コグレ)、私は「こーちゃん」と呼んでるのだ!

私がこーちゃんに手を振ろうとしたら、呆れ顔で見てた担任が溜息ついてなんか言ってら。

「席に着きなさい、橘」
怒られたよ、そりゃ三時間目の終わりに登校してきたら怒るよね。
でも担任も慣れてるからねー、毎日こんな感じだしねー!

不良じゃないよ?でも問題児になるのかな、これって。

「せんせー、何で遅れたのか聞かないんですかー?」
「君の言い訳はもう聞きあきました」

溜息ばっかりつくせんせー。
幸せが逃げちゃうよ、もうすぐ定年なのに。
それに、言い訳なんて酷いよねー聞きあきただなんて!
私はこれが楽しみなのにねー。

「どうせ、朝起きたら隣に美少女が寝てて…とか」

「せんせー、それ昨日の私じゃないですか!違いますよー」
それ昨日私が言った、言い訳なんだよね。
あ。言い訳じゃなかった!

「美少女が空から降って来たんです」
…。
あ、また溜息ついた。

本当の事言うと、昨日夜まで小説書いてたからなんだけどねー。
朝起きたらビックリ!
これでも急いだんだけど、服が決まらないのなんの。

「分かったから、席に着きなさい」
「はーい」
気の抜けた返事をして席に向かう私。

お隣さんは例の、こーちゃんな訳で…
毎日が楽しくって仕方無いんだよね、って…え?
反応が面白いんだもの。

腐女子的には凄い嬉しい幼馴染だよー。

「こーちゃん聞いてよ、昨日凄いいい話思いついちゃってね!」
「その、こーちゃんって言うの止めろ」

「んもう、恥ずかしがり屋…ツンデレさんなんだから!」
こーちゃんは、こーちゃんって言われるのが恥ずかしいんだって。
いいあだ名だと思うけどね。

ツンデレって言ったらものすごい勢いで顔赤くして叩いてきた。
地味に痛いんですけどー、それに赤面症だったしね。

「…で、その小説書いてたら遅れたと」

「鋭い!そーなんだよね、右紺がね!」
「分かった、だから喋るな」
遠まわしに黙れって言われちゃったよ。
それは腐女子にはキツイ言葉だよね、だって聞いておくれよ!

私は腐女子さんなんだよ。
だから、いろんなものが大好きなんだよ!
その中でも私は「銀魂」って言うのを心の底から愛してるのだ!

だからー「銀魂」の二次創作小説を書くのが日課な訳でね…
その主人公が「右紺」って名前なんだよねー。

「なんでこーちゃんはさ、(坂田)って名字なのにさー銀さんみたいじゃないの?」
「名字が同じくらいでそうなるか!坂田なんていっぱいいんだろーが」
本当にさ、なんでせっかく坂田さんなのにさ、「銀魂」に興味無いしー誇りにも思わないんだよ?

どうかしてるよねー。

「つまんないね、私の中で坂田は銀さんだけで十分なんだよ」
「じゃあ、俺どうなる」
本当だ。

…て。
この真面目野郎め!
そう一言つっこんだと思ったら、教科書を開き始めるなんて…
私はこれから、小説を書こうと言うのに!

「こーちゃん勉強?」
「当たり前だろ、勉強というか授業なんだけど」

ぽちっとな。
「へぇ、でも私これから小説書くからよろしくねー」

私は「銀魂」小説を書くために、携帯を開いてすぐにサイトに飛んだ。


サイトに、飛んだ筈だったんだけど。


(痛い、チクリって心が泣きだした)