二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔銀魂〕 コ ワ レ モ ノ 注 意 ( No.25 )
- 日時: 2011/06/09 22:10
- 名前: 月兎 (ID: luklZ16E)
第弐訓「何事も右から左に受け流そう」
(要らない)
そう言われるようになったのはいつからだったかな。
私はその時、笑って仕方ないね。って言ったけど。
本当はどうしようもないくらい、泣いてたんだ。
『…お、−い』
頭が痛い、眼を開ける事が出来なくて入ってくるのは誰かの声。
誰かが私を呼んでいる。
『さ、こ…この、子だいじょ…ぶ…、な?』
途切れ途切れの声。
『う、−ん…』
「…」
『きみー、だいじょぶ?おーい』
私みたいな間延び口調。
何処か聞いたことあるなー、腐女子だからね、大抵はね。
やっと瞼が開いてきたかな。
うっすら開いた目で、声の人物を確認!
『あ、気が付いた?こんなところで寝てたら危ないよー』
明るい茶髪、目にかかる筈の前髪はゴムで噴水みたいに結んでる。
黒い、何処かで見たような制服を着た人物はヘラヘラ、と私を見て笑って…
笑って…って、アレ。
「右紺、に見える」
携帯開いて、小説書こうと思って飛んだんだったよねー。
で、気が付いたら気を失ってて?
で。
目開けたら、目の前の人物が私の書いてる小説の主人公に似てる…。
なにこの王道。
「?俺の事、知ってるの?」
「え、ちょっと整理するー」
落ちつけー、落ちつけ私!
これはあれしかないよー、アレ。
私見ないな人は解るかなー?せーの。
トリップ、ってやつだよねぇ。
「右紺だ『おい』
今から私が話そうとしたって言うのに!
横から違うイケメンボイスが耳に入ってきた訳さ。
「あれ、『しろ』どったの?」
「犬みたいなあだ名つけてんじゃねェよ!どうしたもこうしたもないだろーが」
…。
「土方さんんんん!!!」
何でここにいるのさ!あ、トリップしたからか!
普通に認めちゃっていいのかな!?
分かんないけど、まぁいいや、夢だったらこーちゃんに教えてあげようじゃないか!
「誰?」
「土方さんと話してる!凄いよ私!」
「しろのファンだよ、きっと」
右紺らしき人、間違ってはいない答えだね!
「は?」
「はじめまして!橘ですー」
何だか意味がわからないって顔してる土方さんに自己紹介!
土方さんは私をみて、右紺らしき人…っていうか右紺を見比べて仰った。
「鼎、どう考えてもテメーの兄弟かなんかだろ」
「えぇ!?どうしてそうなるのさ」
「口調と言い何と言い、そっくりだから」
そりゃぁ、私が生みの親ですから!
兄弟って言うか、俺ッちの子供だよねー右紺は。
「えー、橘さんだっけ?俺達始めてあったよね?」
「今日初めて逢いましたとも!勝手に私が知ってるだけです!」
「怪しいな」
土方さんんん!!
分かるけど何でもかんでも不信がらないでほしいよ!
というか沖田さんは?
「沖田さんはいないんですか!」
ついつい口にも出ちゃうわ。
「総悟の事も知ってんのか、アイツは…」
『土方さんより面識薄かったら、このバズーカを使うとこだったぜィ』
居た。
早くも土方さんをいじり倒す沖田さんは、あの例のバズーカを土方さんに向けてる。
「沖田さん!そのバズーカで土方さんをバシュって感じですね!」
「バシュって」
右紺が噴き出した。
「なんだ?よくわかってるじゃねェか、土方さん歯食いしばれー」
スチャってバズーカの音が聞こえてきたよ!
効果音って結構忠実なんだね!感激だよ、私は。
「地味にリアルな音だなオイ!しかもなんで俺が撃たれなきゃならねェんだ!」
ツッコミだ、生土方ツッコミだ。
ツッコミと言えば新八君にも会いたいなぁ。
「というか、面識薄かったらって言ってたのにねぇ」
ごもっともだよ。
「死ね、土方」
わお。
生沖田だよ!なんかもうここまできたら何もかもどうでもよくなっちゃうね!!