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第五訓「第一印象って大事」


「「「誰？」」」

私がぎゃんぎゃん喚いたせいでばれちゃった、てへぺろ!!
万事屋がまさか揃ってるだなんて予想外すぎてついつい…

「旦那達来てたんですかィ？」

「ちょっとな、人が天より落ちてきたんだよ」
銀さんが沖田さんに言った。
…人が天より落ちてきた？なにさ、そのきになるワードは!!

私が話に入ろうと口を開きかけたとき。
「お前誰アルか？」
「真選組って女子禁制ってわけではなかったんですね」
神楽ちゃんと新八くんが話をかけてきたのさ!!
うわ、嬉しい。ばいやー!!

「うほっ、はじめまして橘です!橘此花っていいます!」

「ゴリラ？」
「何で、うほっ？」

興奮しすぎて変な鼻息が出た!!
神楽ちゃんと新八くんが変なものを見るような眼で私をじとっと…
第一印象って大切なのに!!

「此奴は拾ってきた、近藤さんに話しつけようと思ってきたんだが…」
「悪いなトシ、こっちも取り込み中でな」

土方さんと近藤さんが話し込んでる。
銀さんたちは何でここにいるんだろう？

取り込んでるって言ってたけど、何かあったのかな!?わくわくするね!


「取り込み中っていったいどうしたんです？」
沖田さんもお話に入って、会議なう。
「いや、お前たちも拾ってきたんだろ？万事屋も拾ってきたんだ」
人間を。

え…？
私のほかにも拾われた子がいるなんて!
…最近ホームレスが流行ってるのかな？いや、町寝？

「すいません!!私のほかにも拾われてきた人いるんですか!」

「ゴリラどうしたネ、知り合いもゴリラってるアルか？」
「ゴリラッてるって何!?いや、知り合いかどうかわかんないけど!」

ゴリラなんてあだ名いやだよ、銀魂にはもうゴリラはいらないでしょ。
あだ名って結構影響力有るのに…

「おいおい知り合いかよー、最近の若者はゴリりすぎなんだよ全くよぉ」
銀さんがブツクサ言い出した。
いやまってよ、なんでこんなにも銀魂の世界の人は影響されやすいのかな？
いや、嬉しいけど。面白いけど!

「…で、落ちてきたのって？」


「いや、見たことないような服着た男だったな」
男だって!見たことないとか、トリップじゃん!
…新天地来る!?

現実世界では見知らぬ二人、実は過去につながりを持った二人が同じ世界にトリップする…
うわ、すごいいいじゃまいか!!
小説の案として採用せざる負えないね!!

「って…あああああああ!!」

「!?なんだよ!」

やべ、すぐ口に出す癖は直さないとだめだね。
でも考えてみたら…

この世界では私の必需品である携帯がないし…
あれがないと小説が書けないじゃないか!!!


現実世界から必要なものだけ取り寄せられないのかね…
いるものだけを持ってきて、いらないものを置いてくる。

そんなことができたらなー…
痛みとか悲しみとか苦しみとかは全部おいてくるのにね。

無理なんだよね、そーんなの。