二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〔銀魂〕 コ ワ レ モ ノ 注 意 ( No.55 )
- 日時: 2012/04/23 15:39
- 名前: 月兎 (ID: HBvApUx3)
第六訓「全てはお前にかかっている!!」
「土方さん、目の前でとてつもなくブルーな気分になっているか弱い少女がいます」
くっそ、ブルーだ。一気にテンション下がったよ私は!
トリップは夢だったしうれしいよ、言葉に表せないくらいね!
でも問題があるじゃまいか。
携帯とこーちゃんがいない。
大問題。
「どこにいんだよ」
「ここでしょう!!ここしかないじゃないですか!!」
土方さんんんんんん!!
叫び過ぎて疲れたよ私は。
銀さんたちも近藤さんも変なものを見るような目でこちらを…
見てるよ。銀魂の世界の人にこんな目されるって。
「あ、すいません。どうぞ続きをー」
尋常じゃなかったので、空気を読む方のKYになって傍観に徹することを決めた。
そうだよ、忘れるな橘此花。
私は腐女子。見ることで楽しんできてここにきてでしゃばってどうする…
銀魂の世界では銀さんが主人公だよ!
右紺もいるってことは二次創作的には右紺が主人公!
私はどこにでもいる普通の少女…。
「どうぞ続きをーじゃねぇですぜ。俺達は何のために来たんですかィ」
沖田さんが私の脳内独白に割り込んできてくれた。
そうか、そうだった。
「近藤さんに会うためです!」
「いや確かにそうだけど」
間違ったのかまさか!
「銀さんに会うためです!」
「いること知ってたのかよ」
知るわけないでしょ!驚きすぎたよ私は。
…なんだっけ。本当にわからん。
「銀さん、なんでしたっけ?」
銀さんに話を振ってみたら真面目な顔して言う。
「おいおい忘れたのかよ…お前はこの世界に巣食う悪を祓うためにここにきたんだ、任務を忘れたか。まずはこのマヨ星人を倒すんだ、お前に惑星の世運は任されているっ!!」
「マヨ星人ってなんだよ、俺のことか?俺のこと言ってんのかぁぁぁ!」
土方さん、いやマヨ星人が眉間にしわ寄せて歩いてきた。
なんてこった。
「こちらマヨ星人前!マヨ星人前!応答願います!攻撃をされております、支給応援を…ぐぅああああああ!!」
「どうした!…くそっ、連絡が途絶えた!厳戒態勢!!」
私が言えば神楽ちゃんも入ってきて、いつも私がみてる銀魂の漫画の中の世界。
銀魂の世界で生きるにはやはりスキルが必要だね!
ボケとツッコミとノリ。
「此花だったな、手前ェも俺がせっかく連れてきてやったのに万事屋のバカと何遊んでんだぁぁぁぁぁぁ!!」
うおぉ、迫力!!
「ごめんなさいごめんなさい、つい!」
「ついってなんだ、ついって!」
「お前をここに連れてきたのは保護するために決まってんだろーが」
…そうか。そういうことか!此花さん納得。
「そうだよー、行き倒れで記憶喪失の子をそのままにしておくわけないもんねぇ」
右紺はヘラヘラ笑って、説明してくれる。
可愛い、さすが私の作ったキャラだけある!
「そうだった、土方さんごめんなさい…すごい反省してます。だから見捨てないで下さいおねがいします脇役でいいからもっとお話しに食い込みたいです」
最後の方希望が入りすぎた。
脇役でいい、自分が物語の主人公だなんて思ってない。
「…近藤さんに話さな…って近藤さん?」
近藤さんの姿が私たちが遊んでいる間になくなっていた。
「なっ、神隠し!」
「んなわけあるか」
冷静に突っ込まれた。
すると奥の襖があいてゴリラ、じゃなかった近藤さんが出てくる。
『大変だ!万事屋が拾ってきた少年がいなくなってる!』
え。というか話進んでないよね、遊んだだけだよね。
いや私の責任だけど。
いや、作者の責任だよね。久しぶりだからって…まぁいいや。
「な、なんだってー」
近藤さ、ゴリ、間違った近藤さんの言葉に驚いた。
棒読みだったけどこれ本当に驚いてるんだから。
神隠しだったりしてね!