二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 空は思っていたよりも青くて。 ( No.19 )
- 日時: 2011/05/13 18:15
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
第七訓 君の話。
「運命」なんてもろくて、儚くて、
一瞬の輝きが世界を変える。だから綺麗だと思えるんだ。
私にそう言ったのかは誰か分からないけれど。
私は灰音に全く同じことを言った。
引っ越しの日、飛行機が墜落して、私は死んだの。
で、この世界に来た。
最初は戸惑って、何が何だかわからなくて。
そんな時助けてくれたのが高杉さん。
鬼兵隊だってことを知ったのはその後で。
それでも私は、高杉さんたちについて行った。
助けてくれたから。
だから、悪いこともしてしまった。
それが私の「運命」だから。
何年か経った日、一人の人間の事を調べることになって。
その人間は。
灰音だった。
なんで灰音がここにいるのかなんてわからなかったけれど。
嬉しい気持ちと、戸惑いの気持ちが隠せなくて。
殺せと言われた時は驚いた。
だって、
美紀「灰音って真選組なんだ・・・・。」
高杉さんたちの敵で。
私の敵でもあった。
それでも灰音に会いたくてたまらなくて。
灰音に会いたくて、愛に行ったら灰音は、楽しそうに笑ってて。
殺そうとする相手には思えなかった。
とりあえず灰音を連れ出したけど。
美紀『私は、あんたなんか知らない。』
酷いことを言ってしまった。
灰音「うあぁっっ」
夢から覚めた。
昔の夢を見た。
同時に思い出すのは、美紀のあの言葉。
『私は、あんたなんか知らない。』
土方「明比?
大丈夫か?」
部屋の外から土方さんの声がする。
適当に大丈夫だと言っておいた。
そして昼から会議があるといわれて。
今は十一時。
あと一時間しかない。
・・・・、あの時美紀が言ってた。
『私は、あんたなんか、知らない。
私は鬼兵隊の月風美紀。
あんたたち真選組の敵よ。』
鬼兵隊ってなんだろう。
李緒里に聞いてみようかな。
灰音「あっ、いたいた!!
李緒里!! あのね、聞きたいことがあるんだけどさー」
李緒里「どうしたんです?
李緒里にわかることなら答えれるです。」
灰音「あのね、鬼兵隊って知ってる?」
李緒里「鬼兵隊?鬼兵隊は・・・・・。
って、もう十二時です。
会議に遅れます。」
灰音「あ・・・、じゃあ、またあとで教えてね!!」
土方「・・・・・・最近、鬼兵隊がこの近くで目撃されている。
今日は、三日後の鬼兵隊がテロを行うということに対しての作戦を立てる。」
鬼兵隊・・・・。
『私は鬼兵隊の月風美紀。
あんたたち真選組の敵よ。』