二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂  空は思っていたよりも青くて。 コメを下さい。切実に。 ( No.48 )
日時: 2011/05/15 12:30
名前: ひゅるり   ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)

第十訓  私はね。

今日は団子屋さんでバイトの日。

明日は本屋さん。

明後日はスーパー・・・・。


私の一週間は殆どがバイト。


いや、なんでこんなに掛け持ちしてるかっていうと、

みんな自給がとんでもなく安いからで・・・・。

しょうがないよね、だって私、自分の事何一つ喋ってないんだもん。

履歴書にだって、家族構成とか書いていない。



















家族なんて、居ないから。





私はサイコメトラーだから。

昔村でばれたら迫害をされた。


だから、私には親もいない。




「すみませーん、」

飛鳥「えっ、はい。」


      今日の私は変だ。


          おかしい・・・・・。



  グラッ・・・・。




「おいっ、大丈夫か?
  ・・・ったく、なんで俺の前ではこう人間が倒れんだよ・・・。」

飛鳥「え・・・?
    だれ・・・・?」


疲労からだろうか。

無意識に感情を読んでいた。


『ったく・・・・、主人はいないしよぉ。』


銀時「俺は坂田銀時っていうんだ。
    ちょっと来い。」

飛鳥「えっ・・・・?」


坂田さんは私を日陰に連れて行って座らせた。


飛鳥「・・・・、ごめんなさい・・・・。」

銀時「気にすんなって、大丈夫か?」

飛鳥「・・・・平気です。」


死んだ目の人。銀色の髪の毛だ。


銀時「ならいいけどよぉー。」


















あの日から数日

新しいバイトが決まった。


飛鳥「すみません、バイトなんですけど・・・・・。」

銀時「はあぁ?んなの雇った覚えねーぞ。」

飛鳥「って、あっ、この前の・・・・。」

銀時「あっ!
    団子屋にいた!!」

新八「銀さんの知り合いですか?」

飛鳥「この前助けてもらって・・・・・。」

銀時「いやいや、知り合いだけどバイト雇った覚えは・・・・。」

神楽「・・・・・えーと、銀ちゃん!
    これアルか?
    桜木・・・・、飛鳥。
    バイトとして雇うことを認める。」

新八「そういえば、銀さんこの前、書類の整理してましたよね、珍しく。
    その時にでも面倒くさがってよく読まずにサインしちゃったんじゃないですか?」

銀時「・・・・・、そーだっけ?」

飛鳥「いえいえ、私、結構です。
    そんなならほかのバイト探すので・・・・。」

銀時「いや、俺だってサインはしてるんだ、桜木飛鳥は万事屋のメンバーだ。」

飛鳥「いえ、そうじゃなくて・・・・、やはり、みなさんいい人ですよね、
    話してるだけでもわかります。
    だから。私はあなたたちと居ると罪悪感が出てきちゃいそうなので・・・。」

神楽「どういうことアルか?」

飛鳥「私、サイコメトラーなんです。
    力が制御できなくなったら皆さんの思考を見てしまうことになる・・・・。」

神楽「サイコメトラーアルか!?凄いアル!!!
    飛鳥の力があったら依頼が早く終わるネ!!」

新八「そうですよ、悪用しなきゃとってもいいの“才能”じゃないですか!」

飛鳥「でも・・・・」

銀時「もういいだろ、決定だ
    という訳で最初の依頼ーー!」



なんて優しい人たちなんだろう、ここの人たちは。



新八「内容は・・・・、人探しですね。
    黒髪のショートヘアの女、超能力を使える・・・・・・って、え!?」

飛鳥「私・・・・?」