二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 空は思っていたよりも青くて。 コメを下さい。切実に。 ( No.79 )
- 日時: 2011/05/16 22:29
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
第十四訓 チビチビチビチビチビ・・・・・。
万斉「晋助、この前の調べて来いって言われた奴の事でござるが・・・。」
高杉「あァ、終わったか?」
万斉「それが・・・、拙者は忙しかったからまた子殿に頼んだんでござる。」
高杉「来島にか。」
万斉「そうでござる、そうすればまた子殿も誰かは知らんが
そいつに頼んだらしいんでござる。そして・・・・・。」
・・・・・、晋助は拙者の言いたいことを察したのだろう。
高杉「・・・・もういい、で。
結果は。」
万斉「それが・・・・・・、
『チビ杉、馬鹿。チビ杉の馬鹿。チビ、チビ、チビ・・・・・。』・・・・・・・・・。」
本当はまだチビと続くのだが、言わなかった。
だって、
万斉「し、晋助・・・・。」
それはまさしく鬼というにふさわしいほど。
怒った顔だった。
高杉「・・・・、ちょっと行ってくる。」
灰音「ちょ、沖田さん!なんですか?」
いきなり肩を掴まれた。
沖田「灰音、稽古でもしやしょうぜ。」
灰音「あ、いいですよ?李緒里も誘ってきますね?」
沖田「二人だけでいいでさァ。」
土方「明比、止めとけ。」
沖田「土方さん、いつからいたんですかィ?
それにまるで、好きな奴がほかの男と
一緒に居るのが嫌みたいな言い方して・・・・。」
沖田さんはそう言いながらにやにや笑っている。
土方「そりゃ、嫌だろう。
好きなんだから。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?
灰音「え?あの・・・・。」
沖田さんは沖田さんで珍しくフリーズしてるし。
灰音「土方さん・・・・・・?」
土方「あ、悪い、間違えた。」
じゃあ、そのどんどん顔赤くするの止めてくれませんか。
沖田「プッ!」
あ、沖田さんが笑い出した。
土方「あ、悪い、まちが・・・・」
灰音「それさっきも聞きました。」
沖田「土方コノヤロー、何焦ってるんですかィ?」
相変わらずにやにや顔ですね、沖田さん。
土方「あ、悪い、間違えた。」
灰音「だからそれさっきも聞きましたって。」
土方「と、取りあえず俺はお前の事なんか好きじゃない。」
灰音「・・・・・、そう、ですか。」
土方さんはそれだけ言ってすたすたと歩いて行った。
何でだろう、この気持ちは。
人に嫌われるのも、慣れているのに。
なんで、なんでだろう。
すごく、もやもやする———・・・・・・・。
山崎「あ、灰音ちゃん!
門の所に女の子がいるよ?灰音ちゃんのこと待ってるって!!!」
灰音「・・・・・、ありがと、ございます・・・・・・。」
待ってる?誰だろう・・・・・・。
灰音「ぅ、ゲッ!
なんであんたが・・・・・・!!!」
赤神「・・・・・、我はお前のこと助けたはずなんだが。
感謝されてもそんな嫌な顔をされる理由は・・・・・。」
灰音「否、だって女の子って聞いてたし。
まぁ身長で言うなら女の子くら・・・・・・・・・・・・。
いや、やっぱ何でもなーーーい・・・・・・。」
その時の赤神の顔は・・・・・、まぁ。表現不可能てことで。
赤神「そう、ならいいんだけれど・・・・。あ、
そういえばまだまともに自己紹介してなかったねぇ。
我は赤神零。ああ、それそれ。貿易会社なんたらの次期当主でーっす。」
灰音「・・・・、あ、そう。」
凄いのかすごくないのかよくわからないけど。
適当に返事をした。
灰音「私は明比灰音。
ってか、なんで赤神さんがいるの?」
赤神「ああ、我はパシリだよ。パシリ。」
灰音「パシリ?誰の。」
赤神「ああ、チビ杉だよ。チビ杉。」
灰音「あはは・・・。」
私は内心、お前人の事なんか言えねぇだろ・・・・。
とか思ってたけど。
・・・・・とりあえず言わないでおこう。うん、そうしよう。