二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 空は思っていたよりも青くて。 久しぶりに小説更新!! ( No.182 )
- 日時: 2011/05/28 22:09
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
第二十一訓 それは、誰? 中編
私は走る。
頼みごとは希実に任せた。
私の行く場所は。
—————— 真選組。
美紀「・・・っ、土方!」
土方「あ!?
鬼兵隊月風美紀!?なんで何で此処に・・・」
美紀「そんなの関係ないの今は!
灰音が居なくなったって聞いてあたしはここに来たの!」
土方「・・・・何でんなこと知ってんだよ。」
美紀「灰音、最近様子が変だったんじゃないの?」
土方「・・・・・・そういえば・・・・、
さっき、倒れて・・・・。」
美紀「・・・・・・・・、それで、居なくなったの?
・・・・もしかして・・・・・っ!」
土方「おい、どういうことだ?」
美紀「私たちはもともとこの世界にいたわけじゃない。
連れてこられたのよ、『神威』っていう奴に。」
土方「神威・・・!?」
美紀「だから、もしかしたら・・・・・。」
土方「神威に攫われたってことか・・・?」
美紀「・・・・灰音は、きっと不安だったのよ。
前みたいにいつか一人になるんじゃないかって。」
土方「・・・前?」
美紀「灰音は、『あの世界』では一人だったから。
私は、灰音から聞いただけだったからよくわからないけど・・・。」
土方「・・・・・春雨か・・・。」
花「ねぇ、明比さん。
あなたは、なんで神威にあんなに普通に接していられるの?」
灰音「え?」
花「神威は・・・、平気で人を殺すのよ?」
今此処には、私と明比さんしかいない。
勿論、神威も居ない。二人だけ。
灰音「・・・・神威は、人、殺しちゃうんだ・・・・。」
花「ええ。」
灰音「そっかぁ・・・・。
私ね、神威の笑っている顔が好きなの。」
花「あの顔は・・・・、殺す相手を笑顔で見送るための・・・・。」
灰音「それでも、神威の笑っている顔は、好き。
私はあの笑顔に助けられたんだよ?」
花「・・・・・・。」
灰音「だから、神威の笑顔は。好き。」
花「そっか・・・・。」
そんな考え方もあるの?
花「神威の事、怖くないの?」
灰音「・・・怖くないよ。」
紅「きゃははっ、変な考え方ぁ〜!」
白連「変な奴だからね。あいつ。」
紅「それにしても、花も灰音も全然私たちに気付かないねぇ・・・。」
白連「ああ、全く気付いてない。」
紅「ねぇ、・・・・・神威。」
神威「・・・・そうだネ。」
白連「・・・・・。」
紅「白連?どうしたの?」
白連「・・・・・なんでもない。」
紅「ふーん・・・・?
ま、どーでもいいけどね。きゃははっ!」