二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂  空は思っていたよりも青くて。 久しぶりに小説更新!! ( No.195 )
日時: 2011/05/29 14:01
名前: ひゅるり   ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)

第二十二訓  言いたい事。


灰音「どういうこと・・・?」


私が呟くと神威はこう言った。


神威「俺らさー、真選組潰すつもりなんだよね。
    灰音呼んだのも会いたかったっていうのもあるけど
    『巻き込まないため』に呼んだ。みたいナ?」


真選組を潰す・・・・?


灰音「なんで・・・・・。」

神威「真選組って邪魔なんだよネ。それに侍、も倒せるし。」


理解ができない。


灰音「嘘・・・・!
    嘘だよね!?」

神威「俺は本気だヨ。」

紅「だから、あんたはここから出したげなーい!
   もちろん帰すつもりもないけどね!!きゃはははっ!」

灰音「・・・・・・・。」

神威「灰音?どうしたの?震えてるけど、寒い?」

灰音「なんで・・・・、なんで?神威・・・・。」


神威が、分からない。

目の前でにこにこと笑っているこの人が。

分からない。


白連「・・・・・・。」

花「はくれ・・・・・っ」


手を握られる。


灰音「え・・・・っ?」


白連って名前の人。


灰音「なに・・・・?」

白連「神威。
    こいつは一応真選組なんだ。自分の『居場所』が壊されるのぐらい、見せてあげたら?」

灰音「・・・・っ」

神威「それもいいネ。」

紅「白連ナイス!」


夜兎って・・・・・、みんなこうなの・・・・?


灰音「・・・・・・・・私、絶対、あんたたちの事。」

神威「ん?なに?」

灰音「止めてやるんだから・・・・!!
    絶対に・・・・!!!」

神威「・・・・っ、すごい迫力だねー、そこら辺の天人も驚くヨ。」

灰音「・・・・・。」


















あーあ。

なんかすごいこと言っちゃった・・・・。

どうしよ。作戦なんかないし。

ていうかこの船はどこを飛んでいるんだろう。

窓一つないこの部屋からは何にも外の様子が分からない。


白連「此処は宇宙だよ。」

灰音「うああっ!?
    えっ、いつ入ってきたの!?えっ!?白連くんん!!??」


えええ!

うわ、一人だと思ってたよ!


白連「さっき部屋に入った。
    それよりここは宇宙。逃げても人間のあんたじゃ、
    まず真選組に帰ることも、それどころか地球に帰るのも無理だね。」

灰音「え?うちゅ・・・・え?宇宙?宇宙って・・・・・え?」

白連「あんた、俺より年上だろ?宇宙ぐらい意味わかるよな?」

灰音「え、うん、わかるけど。
    え?宇宙?これって宇宙船?」


え、船が空飛ぶっていうのもすごいなーって思ってたけど、え?

宇宙?なんで、これロケット?宇宙船!?


白連「だから、逃げるなら地球に突く三日後しかチャンスはない。」

灰音「え・・・?
    なんでそんなこと教えてくれるの・・・・?」

白連「俺は、今の神威のやり方は好きじゃないから。」

灰音「それは・・・・。私も好きじゃないけど・・・・・。」

白連「だから、あんたに神威を・・・・。」







続きを聞いて驚いた。










白連「あんたに神威を止めてほしい。」



灰音「・・・・・え?」


だって、


灰音「は、白連くんって夜兎・・・・だよね?春雨だよね?
    て、ててて敵だよね?」

白連「そうだけど。」

灰音「そ、それならなんで・・・・。」


ドアが再び開く。


花「灰音は、きっと何か変えるから。」

灰音「えっ?花ちゃん?」

白連「俺たちだってぼーっとしてたわけじゃない。
    あんたのことずっとみてたんだよ。鬼兵隊の事とか。万事屋の事とか。」

花「だから、信じてみたくなったのよね。」


二人はそう言って笑った。