二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 空は思っていたよりも青くて。 久しぶりに小説更新!! ( No.210 )
- 日時: 2011/05/29 21:37
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
第二十四訓 藍い猫のなく頃に。
あと、一日。それを逃せばもうしばらくの間チャンスはないって。
花「明日だね。」
灰音「うん・・・。」
ずぅんと静かになる。
どこかの港に降りた・・・?
灰音「え?」
花「今日は港に降りる予定はないわよ?」
バンッと扉の開く音。
花「白連、どうしたの?そんなに慌てて。」
白連「すぐ逃げろ!
もう船は地球に降りてる!」
灰音「え!?
何で、予定は明日のはずでしょ?」
白連「神威に気付かれてたんだよ!
ずっと前から!」
嘘、でしょ。
花「じゃ、じゃあ屯所には今日行くってこと?」
白連「そういうことになるな・・・・。」
え、え、え・・・・・。
灰音「どどどどどどうしよおおおお!!!」
花「は、灰音、落ち着いて?」
灰音「だ、だって、みんなが・・・・っ!」
白連「とりあえず船から降りる。
今は神威もいないし。」
灰音「うん・・・・。」
紅「きゃははっ、うちのこと、忘れてない?白連!!」
目の前には。
白くて赤い。
女の子。
美紀「えっ!?
春雨が・・・!?」
李緒里「神威たち夜兎はまだいないけど、すごい数の天人がいるんです・・・・。」
傷だらけになってそれだけ伝えた李緒里。
何でもう春雨が此処に・・・。
美紀「分かった。
私はすぐに屯所に行くから。
だから李緒里はほかの人たちにも知らせて!」
李緒里「いや、でも李緒里は真選組で・・・此処は鬼兵隊・・・・。」
美紀「大丈夫!ここにも私たちの見方はいるもの!」
それだけ伝えてタッと走り出した。
土方「ったく、斬っても斬っても、きりがねぇ!」
沖田「数だけは多いんだねィ。」
幾ら斬っても追いつかない。
それどころか、
沖田「数、増えてやせんかィ?」
土方「ああ・・・・!」
確実に倒れていく。
だが数は減る由もない。
「・・・・ったく。
とろいんですよ。真選組のくせに。」
土方「は?」
目の前には紅い女。
「そんなんで、大丈夫なんですか?
神威に傷一つつけれませんよ?」
独り言のように呟きながら、どんどん天人を斬っていく。
それも急所を。確実に一度で。
心臓を一刺しして女はこう言った。
藍葉「あたしは木津、木津藍葉。
これでも人間だから。宜しくね?真選組さん。」
女はまた斬り始める。
藍葉「あれ?副長さん。一番隊隊長さん?もう疲れた?
さっきから止まってるけど。後。」
呟けば、総悟の後ろで殴りかかろうとしている天人を刺しながら。
藍葉「がら空きですよ?」
ニッコリと笑った。