二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 空は思っていたよりも青くて。 新キャラ作っちゃった。 ( No.214 )
- 日時: 2011/05/29 23:55
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
第二十五訓 藍色と灰色。
神威「あれ?
案外数残ってないなー、これも『侍』がやったの?」
阿伏兎「団長、あの女、おいてきてよかったんですか?」
神威「ああ、灰音?連れてくるつもりだったんだけど・・・。
面倒なことになりそうだしなー・・・・。」
阿伏兎「・・・!?
団長。あれ、藍葉じゃ・・・・。」
神威「え・・・?あ、ホントだー・・・・。
藍葉か・・・・・。まだ生きてたんだ・・・・。」
そうつぶやくと俺は
ふわりと屯所の方に向かって飛び降りる。
土方「お前、何者なんだよ!」
藍葉「あ?何が。」
土方「ただの人間じゃねぇだろ!?」
藍葉「そだね。
侍だもん。あたし。」
沖田「それにしえては以上に強いんですねィ・・・。」
藍葉「そ?ほら。また数が増えてる。さっさと斬りなよ。」
沖田「そんなの分かってまさァ。」
藍葉「んじゃ、あたしそろそろ此処飽きたしぃー・・・・、
江戸観光でもしてこよっかなぁ・・・・。」
土方「は!?」
藍葉「ん?なにか?」
沖田「お前、此処で戦うんじゃ・・・。」
藍葉「えー・・・、何でよ。
あたしは春雨でも真選組でもないしぃー・・・・。
ましてやこの戦いには関係ないの。
面倒くさいし疲れるじゃない?それに江戸の観光だってしたいのよ。
いろいろ見に行きたいのよ。ターミナルとかさ。」
土方「いやでも・・・・。」
藍葉「あたし民間人でーす。どっちの見方でもないでーす。
俗にいう傍観者?なんだよね。暇だったから斬ってたけどー。
面倒くさいしー。飽きたしー。つまんないし?というわけで帰ります。あとがんばってねー♪」
あたしはぴょんっとジャンプして屋根の上に飛び乗る。
沖田「ちょっ、まちなせぇ!!」
後から聞こえた声は取りあえず無視した。
藍葉「さすがに神威には見つかりたくないしねー・・・・。」
紅「ヒャハッ、キャハハハッ!白連、刀じゃうちの弾は避けきれないよ!?」
白連「・・・・っ」
私の目の前では、紅さんと白連くんが戦っている。
弾をどんどんと打たれて、それをいくらかは弾き返していても反撃するのは難しいみたいで。
紅「白連、そんなじゃ当たるよ!?」
灰音「当たらないよ。」
ドンッと打たれた弾。
私は軌道を変える。紅さんの方向に真っ直ぐに。
・・・寸止めしたけどね。
灰音「・・・・・撃ったりはしないけど。
でも、このままこの船から降ろしてくれないんなら。
痛い目見ると思うよ?」
花「私も撃とうかな・・・・。」
灰音「花ちゃん、銃は今は危ない。
・・・・ねぇ。どうするの?」
紅「うちは面白いからこんなことしてるの。
だから。邪魔しないでくれる?ヒャハッ!」
灰音「じゃあ、私は私のやりたいようにする。」
バッと取り出したのは小麦粉の袋。
灰音「じゃーん!」
誇らしげに見せても全員が『は?』みたいな顔をしている。
痛い。視線が痛い。
花「・・・・なにしてるの?」
灰音「ああ、ねえ知ってる?小麦粉ってさ。こーやって空中にばらまいてぶわぁってすると凄い広がるよね。」
白連「・・・・!
なるほど。」
小麦粉撒き散らしながら言う私に白連くんは納得したように呟く。
灰音「粉ってのはね?
空中にばら撒けば火薬と同じ。
つーまーり!ここで発砲すると 大 爆 発!!!みたいな?」
ねー?と言いながらにっこりと笑顔で言う。
花ちゃんから銃を借りてさらに言った、
灰音「言うこと聞いてくれないと。
船中に粉ばら撒いて爆発させるよ?」
って。