二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 空は思っていたよりも青くて。 オリキャラ募集中です! ( No.239 )
- 日時: 2011/06/02 22:35
- 名前: ひゅるり ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)
第三十訓 夢の始まり。
もう、嫌だ。
「殺したく無いっ!!」
だって、そんなの、嫌よ。
こんな紅に染まるあたしなんか、大っ嫌い。
でも、
「生き残るためには、殺さないとなぁ・・・・。」
闇の中であたしは笑う。
藍葉「うわっ!」
ガバッと枕元の刀を握る。
藍葉「って、あ・・・?」
が、無かった。
そっか、この前、割れたんだっけ・・・・。
藍葉「しゃーない、買いに行ってみるか・・・・。」
宿の人に適当に誤魔化して宿代を払った。
藍葉「むーらーたーさーん?鉄子ちゃーん?」
鉄子「ん。」
刀を渡される。
実はあたしたちは知り合いで、刀買ったりしてんだよね。
藍葉「ありがとね、はい、これお代。」
あーよかった、さっきの宿代誤魔化さなかったらヤバかったな。
あたしはぶらぶらと街を歩く。
つーか神威に払わせるし。倍額。
藍葉「こんのバ神威っっ!!!!」
大声で叫んだ。あーもー思い出すだけでホンットイライラする!!
人気の無い路地に入る。
藍葉「で?あんた誰。さっきからウザいよ?」
「え?何の事・・・・。」
藍葉「つけてたでしょ、宿からずっと。」
「は・・・・?」
藍葉「理由、言ってくんない?」
「つけてなんか・・・・な」
藍葉「・・・・・切れ味最高。」
ずっ、と大きい剣のような刀を抜く。
だって、
藍葉「生き残るためには、殺さないとなぁ・・・・。」
どんなにそれが嫌でも。
「あ、木津藍葉さーん!」
屋根の上から別の声がする。
藍葉「・・・誰。」
「あれ?そいつもう殺しちゃったの?ふふ、結構強いって思ってたのになぁ・・・・・。」
藍葉「あたし、なんかしたっけ?」
「ふふふ、私たちはね、あんたをターゲットにしているわけじゃないんだよ。」
藍葉「ふーん?
んじゃ、あたし帰る。関係ないでしょ。」
「関係あるよ。」
藍葉「は?」
「さっきのは言葉がおかしかったかなぁ。
あんただけじゃない。ターゲットは、もっといる。」
藍葉「何言ってんの・・・?」
「たとえば—・・・、真選組、万事屋、鬼兵隊、春雨。あと・・・・、いろいろな組織?
まぁ、簡単に言えば?」
藍葉「何よ。」
「・・・明比灰音が、この世界に来てからかかわった人物全て。」