二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂  空は思っていたよりも青くて。 オリキャラ大募集中!! ( No.245 )
日時: 2011/06/03 16:45
名前: ひゅるり   ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)

第三十二訓  夢に迷う猫。



藍葉「あんた何者・・・・?」

灰音「え?」


いや、何者って訊かれても・・・・。


藍葉「あ・・・・、いや、うん、何でもないわ!
    ごめんねー?んじゃ、バイバーイ・・・・。」

灰音「え、あの、藍葉さん!?」



タッと走って行ってしまった。


灰音「何だったんだろ・・・、あの人。」








李緒里「あぁっ!灰音、どこ行ってたです!」

灰音「えっ?李緒里!?」

李緒里「いろいろ探したんですよー・・・・。」

灰音「あはは、ごめん・・・っていうか、あの、殺人・・・・。」

李緒里「え?」

灰音「あの、向こうに、ひ、被害者が・・・倒れて・・・・・。」

李緒里「えっ!えぇっ?」

灰音「うー・・・・・・。」


あ、ホントヤバい。血はやっぱり苦手だなぁ・・・・・。


李緒里「え?何にもないです・・・・よ?」

灰音「え?何で・・・・・。」


本当に何にもない。


灰音「なんでだろう・・・・・。」


呆然とそれを見ることしかできなかった。


李緒里「灰音、見間違えたです?」

灰音「そんな・・・・、だって藍葉さんが・・・・・。」

李緒里「変ですね・・・・。」







それからも事件は続いて。

やっぱり私の知ってる人たちばかり。

真選組の人も何人か被害にあいかけたりしてるし・・・・。


沖田「おい、灰音、何ボーっとしてるんですかィ?」

灰音「え?あ、沖田さん・・・・、いや、何でもないですよ。」

朝霧「総悟、見回り、そろそろ時間だよ?
    あ、灰音って子だよね?」

灰音「え、はい・・・。えっと、朝霧さんですよね・・・・?」

朝霧「そう。あたしの名前は凍堂朝霧。朝霧て呼んでね♪」

灰音「明比灰音です。・・・・宜しくね?」


朝霧は・・・・、ちょっと違う雰囲気持ってる気がする。

何だろ・・・・・。


朝霧「宜しくね?灰音。」

灰音「うん・・・・。」

朝霧「そういえばさ。
    早く捕まるといいね。犯人。」

灰音「そ、そうだよね・・・・。」


その時朝霧は小さく、本当に小さく呟いた。


『ま、捕まるわけもないけど・・・・。』


灰音「え?」

朝霧「・・・・なに?どうかした?」


私はまだ、この時の顔が頭から離れない。


沖田「見回りならサッサと終わらせよーぜ。
    今回ばかりはサボるわけにもいかないみたいだしねィ。」

灰音「沖田さん珍しくヤル気ですね・・・。」

沖田「こうも続くとサボってばっかじゃダメだろィ。」



私達は必死に追いかけている犯人が。

すぐ近くに居ることもまだ知らなかった。


灰音「・・・・・朝霧・・・。」

朝霧「・・・・・なに?」

灰音「いや、やっぱり何でもないや。」