二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂  空は思っていたよりも青くて。 オリキャラ大募集中!! ( No.248 )
日時: 2011/06/04 10:41
名前: ひゅるり   ◆SDhkkrnOxE (ID: OG.Eam1W)

第三十四訓  夢の中で迷う、私は。




「ねぇ!あんた、灰音でしょ、明比灰音!!」

灰音「え?」


上から、声?

でも、誰もいない。だって、


灰音「雨空しかないんだもん。」

「ねぇ、灰音でしょ?あんた。」

灰音「私は確かに灰音だよ?・・・・貴方こそだれ?」

凛「あたし・・・・?
    あたしは芹澤凛、て名乗っとこーかなー・・・。
    ま、芹澤凛なんだよね。こっちじゃ。」

灰音「こっち・・・・?
    ていうかどこから・・・・・ていうかどこに居んの!?」

凛「あんたの真後ろだよ?」

灰音「え?」


振り向くと、白い女の子。半透明・・・・?


凛「アハハハッ、驚いた?今のあたしには触れないよ?
   だって、ねぇ?」

灰音「なんで・・・・・。」

凛「次元が違うから。
   ふふふ、意味わかるかなぁ・・・・。」

灰音「次元が違う・・・・?」

凛「ヒントは、パラレルワールド。
   それだけ教えてあげる。そしてあたし達はあんたを・・・・。」


『芹澤凛』は私の耳元でこう呟く。


凛「あんたも、あんたの知ってるやつも、
   あんたが知らなくてもあんたのこと知ってる奴も。
   皆、殺すことになる。」


灰音「・・・・・え・・・・?」


凛「じゃあねーっ?
   明比灰音さーん?また逢う日まで!みたいな?」



それだけ言い残してすうっと霧のように消えてしまった。





灰音「意味わかんないし・・・・。」


パラレルワールドって言ってたなぁ・・・・。

もしや、


灰音「神威絡み・・・!?」


うわー・・・・、全くもって。


灰音「嫌な予感しかしねぇ・・・・。」


あーあ・・・、神威の連絡先なんぞ知らんし。

どーしよ・・・・・。


白連「よお。」

花「こんにちはー・・・。」

紅「こんちは!紅おねーさんだよぉ!」


灰音「うわぁぁぁあああっっ!!??」


花「どうしたの、そんなに驚いて。」

白連「お前すぐ驚くよな・・・。」

紅「ヒャハハハハッッ!!」


灰音「え!?なに!?夜兎さん達はみんな人驚かすのが好きなの!?
    なんなの!なんでそんなにいきなり出てくるの!?」

紅「大袈裟だねぇ〜?」

灰音「いや、あんたのが一番びっくりしたからね?
    ・・・・じゃなくて!どうしてここに居んの?神威もいる・・・・とか?」

白連「神威は今日はいないよ、ていうか、
    『灰音、元気にしてる?また会いに行くから待っててネ☆』
      って言っとくように言われた。」


灰音「うわー・・・、嬉しいような嬉しくないような・・・・ていうか最後の☆要らないでしょ。」

花「ま、今日ここに来たのはそんなことじゃなくてね。
   最近、江戸で連続殺人起きてるでしょ?
   そんな感じの被害が春雨の中でも起こってるの。」

灰音「春雨でも・・・・!?」

花「そう、だからそれだけ言っておこうと思って。
   でね、結局その時の傷が致命傷で死んでしまったのだけれど、被害者はみんな明比灰音が、って言ってるのよ。
   だから、神威が調べてこいって言ったんだけど・・・・。会いに来ちゃった。」


灰音「た、多分さっき私犯人に会った。」

花「え?」