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トウコ「婚約者・・・？」
トウヤ「やっぱり忘れているんだね。小さい頃、約束したじゃないか。」
トウコ「・・・え？」
トウヤ「変わってないね、トウコは。記憶が無いんだもの。」
トウコ「記憶・・・？」
トウヤ「うん、婚約の約束。記憶を一部消されたんだから。ユクシーによって。」
トウコ「ユクシー・・・目を合わせた者の記憶を消すことができる・・・っていうの？」
トウヤ「そうだよ。さぁ、トウコ。僕との約束を果たそう！」
トウコ「いやっ！！」
トウヤ「なら・・・力ずくでも連れて行くよ。あまりこういうのはやりたくないんだけど・・・。」
がしっ！
トウコ「！？」
あたしは腕を捕まれ、神殿の奥に連れて行かれた。