二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ▼ Blossoms. 〔銀魂/◎〕 ( No.5 )
日時: 2011/05/16 21:01
名前: ゆう ◆KQ2/g1I8JM (ID: rXEJOjNA)


   第二話
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「ふぅん、いい目してるじゃん」

くしゃっと握った前髪をそっと話して頭をぽんぽんっとすると次は優しく名前は?と聞いてきた
新人はその動作にびっくりしこれがアメとムチかぁ・・・と実感した

「し、真藤 花です!」

「ん、花ね・・・、OK。俺の名前は神威、まぁ困ったことがあったらなんでも言ってヨ」

言い終えると手を差し出す神威、それを握ろうとすると神威はすっと手を離しあ!と声を上げる
花はびっくりして肩を少し震わしどうしたんですか!?と聞いた

「一回俺を殴ってみてヨ、話はそれからだ♪」

「ドッ、ドM!?」

「そんな訳あるかいっ!!って・・・、力試しみたいなものさ」

いきなりドMとか言われてびっくりして関西弁で答えてしまったが気を取り直して・・・という感じで言う


「じゃぁ・・・遠慮なく・・・」


そう言うとっぱぁあああん!と空気が振動する位大きな音がし一瞬何が起こったのか分からなく
阿伏兎は目を拭った、すると花の手は神威の手のひらの中に・・・
期待の新人か?と一瞬頭をよぎるしかし次の瞬間



「・・・・・ょゎ」


「え??神威先輩なんて?」


あまりにも小さな声で呟くものだからもう一回聞きなおすと


「威勢がいいから結構強いのかな〜って期待したけど結構弱いネ」

思いもよらない言葉が神威の口から飛び出す
動揺した花は反論するがすばやく返される


「新人の世話ってことで明日、俺と戦ってもらうヨ、それでもまだこんな弱かったら・・・」


「あっ、明日!?って・・・弱かったら・・・何なんですか?」

恐る恐る聞く花




「もう二度と俺に話しかけんな♪分かった?」




ニッコリ笑顔で答えられる
それを引きつり顔で引き受ける花、はい・・・と声が聞こえた瞬間神威は阿伏兎にお腹すいたーと言いながら
講堂を出て行った




「引き受けちゃったけど・・・それって、今日中に強くなれって事!?」




そんなの無理に決まってんじゃん・・・と心の中で悲痛な叫びをもらす



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   つづく


名前:真藤 花


一日訓練は短編で載せます♪