二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ▼ Blossoms. 〔銀魂/六話更新◎〕 ( No.32 )
日時: 2011/05/22 11:44
名前: ゆう ◆KQ2/g1I8JM (ID: rXEJOjNA)


 第七話
______



「で・・・、どうしたらいいと思いますかぃ土方死ね」


ぐっしょりと濡れた髪からは水が滴り落ち、少々妥協したのか半乾きの手で携帯を持ち相談する沖田
沖田の隣にはさきほど振ってきた花が寝かせてありかろうじて息をしているような状態だった
少ししてから電話のむこうの土方からとりあえず病院行けとついでにお前が死ねと帰ってた

「了解しやした」

そういうと電話をきりもう一度となりに居る花に目を向けた
綺麗な黒髪が光に照らされふいに気づくと懐かしくなって髪の毛を少し触っていた
こんな自分にびっくりしたのか頬を叩くとよしっと声を漏らし病院へ急いだ


**


「おっそいなー・・!」

ぐぅとお腹を鳴らしフォークをぐるぐる回す神威、花が来るまで我慢しておこうと少し冷めたパスタを目の前に
お腹との戦いをしているところだ

「あの・・・」

少し照れ気味の女の子・・・あの取り巻き、名前は雛とでもしておこう
雛はもじもじしながら神威に話しかけた、何もこれが一回目じゃないから神威は半分無視しながらまた
お腹をぐうぅ・・と鳴らせた
その反応に対して雛は少し笑い気味にこういった


「あの真藤って女なら来ないと思いますよ?」


それどういう意味?と冷静に答えると雛はくすくす笑いながらだってあの女今さっき飛び降りて
死んじゃったんですからと告げると神威のあほ毛がピンッと張り妙に殺気だって雛を問い詰めだした

「お前何かしたのか?」

じりじりと殺気をだしながら近づいて行くと雛はまたこういった

「何もしてませんよ?ちょっとおど・・いや、なんでもないですぅ」

言い終えると目線をそらしていかにも怪しい感じの空気が立ち込めた
言えと言わんばかりに笑顔が黒くなっていく神威、無言でその場の空気も張り詰め雛は半泣きになり

「だって・・・、あの女だけずるいですよっ・・!新人にばっかり・・かまうからこうなるんです!」

にっこり笑顔でひと蹴りいれる神威、もちろん吹っ飛び食堂の壁に叩きつけられる雛
許してくれますよね?と引きつった笑顔で言う雛に我慢の限界なのか目を見開き血祭りにあげてやろうと殺気立つ



「俺が求めてるのはお前の涙じゃねぇんだよ♪花は何処?」



恐怖に引きつり涙でぐしゃぐしゃになった顔の表情筋を動かし必死に江戸のどこかでは?と告げると
まさか・・殺さないよねと笑う、その笑みに答えるかのように見開いた目を閉じニコッと笑う



   ぐしゃ



**

「ごめん、殺っちゃった☆」

始末書ヨロシクと告げると阿伏兎の前に雛の亡骸を地面に投げ捨てる
阿伏兎はこれで何人目だよと言いため息をつく、そんな阿伏兎をしりめにドアを開け出て行こうとする

「オイ団長、どこ行くんだ?」

そう聞くと神威はくるっと振り返り花のところと告げると
支度をするため自分の部屋へ戻っていった


「はぁー・・・」


無残に響く阿伏兎のため息。
これも馬鹿で強すぎる上司を持ったせいだと後々後悔したのは言うまでもない


______

 つづく


神威が全力で探すとすれば江戸編・・・短くなるかも\(^o^)/ww