二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ▼ Blossoms. 〔銀魂/七話更新◎〕 ( No.34 )
日時: 2011/05/22 19:48
名前: ゆう ◆KQ2/g1I8JM (ID: rXEJOjNA)



 第八話
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薬のにおいと消毒の匂いが混じった嫌な匂いがする、清潔感に溢れていてすれ違う人の大半はマスクをして
険しい顔でカルテを持ちながら移動している
そんな中がしゃがしゃと忙しそうに運ばれる花を見て沖田は仕事がサボれる・・・!と思い
ソファにもたれかかり居眠りをし始めた


**

「あの・・・保護者の方ですよね?」

そう恐る恐る尋ねるナースにんん・・・とうなり声を上げ起きるとそれは随分と夜が更けていた
節電なのか半分くらいしか電気がついておらず満月が妙に神秘性を感じさせた
なんですかぃ?と低血圧のため低音で問うとナースは刀をちらみしてから怯えながら

「先ほど運ばれてきた方・・・目が覚めたのでご面会を・・」

そういうと何故か体が勝手に立ち上がった、それを見てナースは案内しますねと言いながら
沖田の目の前を歩いていった
お腹も空いたし、近藤さんも心配してるだろうし、何より自分が帰りたいと思ったのになんでだろうと自問自答していると
程なくしてからココですと案内されドアが開いた

一人部屋だ

電気はついておらず月明かりに照らされた後姿はとても綺麗に見えた


「・・・気づいてやすかぃ?」

ドアをばたんっと閉め、問いかけるとゆっくり・・それはスローモーションのように顔がこちらへむいた


「あなたが助けたの・・?この私を」


すーっと頬には涙がながれて逆光で薄く顔が見えた
とても悲しそうな顔だった、流石のサディストでもいきなり涙を流されてびっくりしたのか
どうしたんでさぁと焦り気味に問いかけた


「ねぇ・・なんで放っておかなかったの?ねぇ・・なんで・・・」


最後には言葉が詰まり涙が頬を濡らしていった、顔を手で覆うと髪をくしゃっと握り
小さな言葉で“死ねればよかった”と呟いた

「死ねればよかった・・?何考えてんでさぁ」

ベットの隣の椅子に座りあくびしながら沖田が言葉を返すとばか・・・ばかと呟きながら沖田の胸をドンドンと叩いた
とても弱い力で、


「死にたいんですかぃ?」


行動を見ながらそう言った
こくこくと首を縦に振ると、それを見た瞬間に沖田は腰の剣を抜き首元へ持っていった
これで死ねるだろといわんばかりに・・。


「っはぁ・・・っ」


息も切れ気味に喉元に当てられた剣を見てこれで死ねると確信した
首からはスーッと静かに血が流れ、生きていることを実感させられた



「俺の手助けはコレまで、後は自分でしなせぇ」


そういうと少し重たい剣を花の手に握らせた、沖田特注で作ったので花の手には大きすぎる
花は息を呑んだ、首の傷はもうすでに塞がっており何事もなかったかの用になっている

“死ねる”と花が確信して剣を振りかざすとその瞬間に




「ばーか」




聞き覚えのある台詞、そう思い沖田の方を向くと沖田はぺしんっとおでこにでこピンすると
花の頭を優しく撫でお遊びはそこまでと言った

花の手から剣を取り上げまた一言



「元気になったら考えといてやらぁ」



______

 つづく


なんじゃこりゃあwww
やばい、頭が回らないww何この焦れったい最後のシーン!

はぁ・・・文才を・・・文才を誰か私にっっ!!←