二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ▼ Blossoms. 〔銀魂/久々に登場◎〕 ( No.46 )
- 日時: 2011/06/05 23:05
- 名前: ゆう ◆KQ2/g1I8JM (ID: rXEJOjNA)
第十話
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「おい、ちょっと待てって」
そういうと手をがしっと掴む阿伏兎
なんだよと少しイラつきながら振り返る神威、すると阿伏兎は大きなため息をつき
お前本当に江戸に行くのか?そう聞いた
「何回も言わせないで欲しいな〜」
ニコリと笑顔を向ける、内心の気持ちがバレバレだ“殺すぞ”そういう笑みだ
女子供は殺さないようにしているとはいえ同僚はその中には入っていないよう
じゃあなんでひと時だけそばに居た花はそんな感情が芽生えないのか、そんなことが頭でぐるぐる回っていた
もしかして
まさか
「新入りのことが好きなのか?」
ふとそんな言葉を口から零れるようにつぶやいた
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グサッ
またやってしまったという顔
慌てふためく近藤、目を点にしている沖田、タバコをふかしながらその様子を凝視している土方
どうも、江戸に来て六日目です、花です。
鈍い音が響いたその手元には料理に必要な包丁はなくて半分千切りにされたキャベツと
お皿に盛られた揚げ物が置いてあった
何が起きたのか簡単に言うとうっかりして包丁を落として足へ・・・
「てへ?」
「てへ?じゃないでしょうがあああああああ」
案外過保護ななんだなとか思いながら慌てている近藤をみてくすりと笑う
その様子を見てか土方が病院!と珍しく声を上げた、少し気になるようだ
大丈夫大丈夫といいながら深く刺さった包丁を抜き、包丁の刺さった後が痛々しく残りその傷跡を見て沖田がお姫様抱っこをし
走り出す、どうしたのと少し照れながら花が不思議そうに聞くと沖田は慌てながら
「お前っっ、こういうときはねぃ!?その包丁抜いちゃいけねぇんですぜぃ??血・・・・・が?」
廊下を途中まで走りもう少しで入り口兼出口の門へつくところで驚き足を止める沖田
見ると先ほどまで痛々しいほどに血がドクドクとでていたのに
あいていた包丁の後は綺麗に治り流れた血だけが虚しく残っていた
目を点にしている沖田にお姫様抱っこを自分から抜け出し声をかけた
「アレ?聞いてたんじゃなかったっけ、私自己治癒能力が高いって」
そういうと拝借するよと言いながら沖田の剣を鞘から抜きぎゅっと握った
前も持ったっけとか思いながら瞬間的に自分の腹部を
一刺しした
ぐふっ、っと声を漏らす花
目の前でいきなりそんなことをされた沖田は一瞬訳が分からなくなり
なにやってんだと怒り口調になりながら剣を抜こうとするが抜いたら出血が・・・と少し考えている間に
花はしゅっと剣を腹部から抜き取ると腹部を手で押さえその場に足をついた
抑えた手からは血が指の隙間からどろっと流れ出していた
「大丈夫かっ!?」
そういいながら同様にしゃがみこむと花はうつむきうう・・・とうなり声をあげた
「苦しいんですかぃ?・・・そりゃ刺したr「うっそー」・・・」
にくたらしいような笑顔&明るい声で沖田にネタバレをする
顔の近くに手を持っていきひらひらさせる、腹部から手を離すとすでに塞がっていて擦り傷でもしたのかという位に
赤くなって、それすらも少し見ると消えて血だけが残っていた
「はぁああああ!???」
嬉しいような呆れたような顔をしながら血の付いた剣を花から奪い取りよくも・・・とぶつぶついいながら
立ち上がった
「え?いや、ちょっと?」
自分が騙されたのが悔しかったのか、サディストの履歴に傷をつけたのかカチンっと音がすると
沖田は花にめがけて剣を振りかざしていた
それを軽々とよけるとすがすがしいような笑顔でこう放った
「ばぁーか」
またもう一つの線がブツンッと切れたような音がし花はあっかんべーをすると後々名物になるおいかけっこが始まった
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つづく
花ちゃんは本当に自己治癒能力が高すぎるので空から落ちてきても
半日やそこらで完全復帰できたんです`・ω・´
※マネしないでn(誰も空から飛べへんわっ←
tk、いつものようにgdgdサーセンっした。。