二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

君は僕を必要としてくれますか? 第一話 ( No.2 )
日時: 2011/05/21 10:40
名前: 桜姫 (ID: Gzd4HHE9)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/y_hayaseke

君は僕を必要としてくれますか? 第一話 出会い 〜すべての始まり〜


『お前なんか必要ない』


『出て行け! この家から』


『あんたなんて死ねばいいのよ!』


『待てよ! 俺は・・・お前のことが!』



「・・・・・また『あの』夢か・・・・」



僕の名前は「天野 雫(あまの しずく)」

今日から雷門中に通うんだ

雷門中は『あそこ』みたいに悪い所じゃないといいんだけどね。

おっと、そろそろ学校に行く準備をしないと・・・・


僕は一人暮らしだから、身の回りの事は全部、自分でしないといけないだ

え、なんで一人暮らしなのかって?

・・・・・その内分かるよ

あ、早くしないと・・・・



「行ってきまーす!」



誰もいない家に「行ってきます」と言って、僕は家を出た





雷門の生徒が楽しく喋りながら歩いていく

そういえば、僕にもこんな時があったなぁ・・・・



『おはよー!』


『転ぶなよー れい


『転ばないってばーってわっ!』


『おい、零!!』


『ほら見ろ。』


『あははー・・・・』



あの頃は楽しかったな・・・・・

でも、もう戻れないんだよね・・・・



「あー! 零だー!!」



ぼすっ



「わっ!」


「久しぶりだねー 会いたかったよー! 零」


「久しぶりだね・・・あ、今は雫だよ。 光樹」


「あ、ごめんごめんー」



この子は「清覧 光樹(せいらん みつき)」 僕の親友なんだ



「雫は今日から雷門に来るのー?」


「うん。 そうなんだ」


「あたしと同じクラスだったらいいねー」


「そうだね」


「あ、そうそう。 私のクラスにおもしろい子がいるよー 
円堂 守(えんどう まもる)って言ってさー サッカー部のキャプテンなんだよー!」


「そうなんだ。 でも僕はもう、サッカーをやめたんだ・・・」


「あ、そうだったね・・・ごめん。」


「気にしないで、光樹は悪くないんだ」


「あ、じゃ、行こー!」


「うん」    

                              (続く)