ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

第６話

「スペインさん！あっちからまた来ます！」
「倒しても倒してもキリがないわ！」
あの後も予告なしに現れる海賊船に襲われ続けたスペイン。植民地などとの貿易で栄えていたスペインにとってこれは大きな痛手となった。
「もう１回イギリスんところに行ってみるか・・・」
だが、この後スペインはイギリスの家に行ったことを後悔するのであった。

「イギリスさん、明日スペインさんが来ると連絡が・・・」
「そうか・・・」
イギリスは部下の１人、ホ—キンスに背を向け紅茶を飲んでいたが、くるりとこっちを向いた。
「〝あれ〟の準備をしろ。あいつがここに来る時に始まっているようにな」
「・・・本当にやるんですか？」
「いくらあいつが鈍感といってもそろそろ気付いてるだろ。それに、これ以上海賊どもに金払ってるとこっちが危なくなるからな」
「戦争・・・ですか」
「やっとこれであいつの事もぶん殴れる」
イギリスは不敵な笑みを浮かべ窓の外を見つめた。

「なんや・・・これ・・・」
スペインは自分の目を疑った。何故ならたった今、ここでイギリス達が海賊を表彰しているからだ。
嘘や・・・これは何かの間違いや・・・そう思った時、檀上のイギリスと目が合った。スペインは睨んだがイギリスはほくそ微笑み眼下にいるスペインを見下した。

始まった。戦いが。