もう一つのプロローグ あなたの声が聞こえる。 あなたの声は甘くて優しくて穏やかで わたしの耳に入ってくる。 わたしは驚いて目を覚ます。 でも、まだ夢のなかだと分かった。 見上げると辺りは真っ暗で、月だけが輝いている。 ここは・・・・・・病院の屋上? ふと見ると屋上のヘリにあなたがいた。 真っ黒なワンピースにとんがり帽子。竹ぼうきにまたがったあなたは