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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【銀魂】 笑顔の仮面 ( No.18 )
- 日時: 2011/06/19 19:29
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: XkXzKb57)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?473454
「あたくし、運だけは本当に良いんだから…なんとかなるわ、絶対に。」
……とは言っても。
所詮、無理に決まってるんですよね。来た事も、見たことも無い街で、
方向音痴の人間が行った事も、見たことも無い所に行くというのは。
あの後月姫は、やはり迷い続け…今は、とある公園のベンチの上。
もう、真夜中だ。闇の中をあてずっぽうに歩いていたら辿り着いた小さな公園。
あたくしは今、ベンチに座って微かな月明かりと少し斜め後ろに立っている電燈…?の、光を頼りにして、
さっきそこの自動販売機で買ったあたたかいココアを飲む。
…え?大人の癖にそんなガキの飲み物飲んでんじゃねぇ、ですって?…そんなこと考える人はナイフで心臓か肺を貫くわよ。
(やめて下さいっ!)
「ふわぁ…っと。眠いわねー、どうしようかしら。」
眠気と戦いながら考える。確かに、新八君の言うとおり女の人がこんな時間にこんな所へ居るのは危ないわよね。
「一応、護身用に竹刀とナイフは持って来たけど…それ以外使えそうなものは………あっ」
呟きながら持ってきた荷物の中を探っていると……入れた覚えも、見た覚えも全くない小刀が。
「こんな物入れてないわよ?どういうこと、見たことも無いし…。何か高そうだし。」
なんて言うのかしら、鞘?の、部分には金箔が塗ってあって…蔦?蔓?の、ような植物の彫刻がしてある。
「ん…。切れ味は良さそうね。」
何でかしらねー?ま、とりあえず貰っておきましょ。(いや、駄目だろ)
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