二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.107 )
日時: 2011/08/13 23:20
名前: 猫科の犬 (ID: UDcUxrh6)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

もう1度いいますがとにかくグロィですww
詳しくは、>>106
人によってはあんまグロくないけどww(どっちだよ。





カービィはその後よけることもできたが、あえてそうしなかった。
大鎌が砕かれたことによって、黒いフードが消える。
その時のカービィの顔は泣いていた。
恐怖で、悲しくて、虚しく、儚く、泣いていた。
スローモーションのように見える。
カービィの頬を伝う涙はカイルに向けてのものだろう。
カイルのダークソードがカービィに突き刺さろうとしていた。
それでもカービィはよけない。
そのかわりに両手をひろげていた。
そして、ダークソードがカービィに突き刺さる。
その瞬間にカービィの腹あたりからありえないほどの量の血が溢れだす。

「ごめん。ごめんね。僕が悪いんだよね。」

「倒シタ。邪魔者ヲ1匹倒シタゾ!!!後モウ1人。逃ゲタ奴ダ。」

カイルは完全に、我を失っている。元々好きであったビーズまでも殺そうとしている。
カービィは逃げだそうとしているカイルを抱きしめる。

「本当にごめんね。カイルは・・・ぅぐ・・・ずっと寂しかったんだよね。」

「何ヲスル!!!離セ!!ソノ手ヲ離セ!!!」

カイルはカービィの手の中で暴れていた。
カービィは口から大量の血が吐き出された。カイルは体も血の色に染まる。
カービィも真っ赤で、しかも少し黒い赤黒い色で体が染まっている。
カービィの視界もぼやけていて、何がどこにあるのかわからなくなっている。
だけど、カイルのぬくもりだけは分かった。

「ぐっ!!!本・・・と・・・ご・・・ん・・・グハッ!!!」

カービィは大量の出血でほとんど言葉になっていない。
だけど謝り続けた。ただ、ごめん。と。

「ハァー・・・ハァー。」

「ソノ手ヲ離セ!!!!早ク離セ!!コイツッ!!!」

今のカイルにそんなカービィの気持ちは、伝わらない。
でもカービィはさっきより強く抱きしめる。
そんな力が余っているのかと思うほどに力強く抱きしめる。

「ご・・・・・・・・め・・・・・・・・・ん。」

もう、あまり話せる状態じゃなかった。

「ハナセェェェェェェェェェエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!」

カイルは、最後にカービィにまた1激ダークソードで攻撃をした。
カービィはこれが最後だった。本当に最後だった。
この世界での命が終わった。




























『ごめんね。カイル。』
























カービィは、消滅した。
肉体も、心も全て消え去った。