二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 友情。それは偽りでしかない (星のカービィ) ( No.113 )
- 日時: 2011/08/14 10:51
- 名前: 猫科の犬 (ID: UDcUxrh6)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第15話 石版の封印
カイルを止める方法は、1つしかなかった。
それが殺すこと。だけど星の戦士は死んでしまった。
カイルを倒せる、否。殺せる人はもういない。
ビーズは、走っていた。ある場所へ。石版のある場所へ
ビーズは決心した。世界の破滅を決心した。
記憶を取り戻していくついでに故郷の父に聞いていた予言も思い出していた。
だから石版の封印を解くことで世界が破壊されることをビーズは知っている。
なのにビーズは決心した。この世界を破滅すると。
そして、走っている時にカービィという存在を思い出していた。
カービィの体を見た瞬間に記憶が、カービィの記憶が走馬灯のようにすぎさっていったのだ。
〜予言〜
空に黒い穴が現れた時邪悪な者の目覚めの合図
邪悪な者が鍵を見つけ石版の封印を解いた時この世界は、破壊されるだろう。
そこは、無の世界。
どこもかしこも白、白、白の世界になるだろう。
きっと誰もその世界に人は1人として存在しないだろう。
だが1つだけ、救いがある。それは、もう1つの鍵を見つけること。さすれば、世界は救われるだろう。
石版を解く鍵。
今は古代文字を読める人なんてたいしていない。
ビーズはその少ない中の1人。鍵。
カイルがいればこの世界は赤黒い血の色に染まる。
だったら、白い無の世界の方がまだましだと考えた。
「ついた・・・。」
ビーズは、石版の近くへ寄る。
そしてそこに書いてある文字を読み始める。
最後に近づくにつれ空に黒い穴。ブラックホールが出来ていく。
それと同時に石版とビーズが光り始める。共鳴しているのか?
だけど時間はあまりなかった。
誰かの足音がどんどんビーズの近くへやって来る。
ビーズは読む速さをあげる。
それと同時に足音も早くなる。
『バンッ!!!』
扉が勢いよく開かれる音がした。
そこに立っていたのは、体が血の色と闇の色が混合したような色で染まっており、
目は赤くウサギのように赤く。それよりも赤く染まっていたカイルがいた。
ビーズが最後の行を読み終えようとする。
カイルはそれを殺そうとする。
ビーズは最後の行を読み終えた。
地響きがする。それに気づいていないのかカイルは、よろけながらも確実にビーズに近づく。
ビーズがそれに気づいた。
「カービィを、殺したんだね。」
「アァ。殺シタ。次ハオ前ノバン」
「殺しは楽しい?」
2人が話している間も世界は破滅し始めている。
「楽シイヨ。誰カヲ殺ソウトスルタビニ心ガミタサレルンダ。ソレガトテモキモチイイ」
「そっか。」
ビーズは動かない。いや動かないんじゃない。動けないんだ。
足がつるか何かに固定されている。
そのために動けなかった。